マイクロソフトの人気無音カメラアプリ「Microsoft Pix」の最新版となるバージョン1.0.38がApp Storeにリリースされた。
今回のバージョンには写真を芸術作品に加工する「Pixスタイル」と写真が芸術作品になるまでを動画にする「Pixペイント」が追加されている。
人気の無音カメラアプリに2つのAI加工機能が追加
マイクロソフトは人気の無音カメラアプリにAIによって写真を美術館に飾られるような芸術作品に加工する新機能を搭載した。この機能はSkypeとマイクロソフトアジア研究所の共同開発によって実現した。
新機能の1つである「Pixスタイル」は、芸術作品にインスパイアされたスタイルに写真を加工したり、火のように見える効果を追加する11のユニークで芸術的なスタイルが利用できる。スタイルは今後数週間で追加される予定だ。
Pixスタイルは、これまでにも「Prisma」など別のアプリで提供されてきた機能なので斬新さはない。一方、新機能の2つ目となる「Pixペイント」はこれまでにない機能でスタイルを選択すると写真が芸術作品に変わるまでの経過を動画に収めることができる。
加工アプリのトレンドになっているAIを使った加工処理はインターネットを経由するものもあるが、プライベートな写真をネットに経由させることはプライバシーの観点から利用を懸念するユーザーも多い。Microsoft Pixで利用できるAIによる加工機能はデバイスのみで処理されるため、プライバシー保護はもちろん、加工がカンタンで素早く、データ通信量を消費しない、写真のアップロード、ダウンロードといった待機時間も不要だ。
AI加工の使い方
新機能を利用するには写真を撮影またはカメラロールから写真を選択した「編集」→「スタイル」に進んで11個のAIスタイルから1つを選択する。写真の上で指をスライドすると、スタイルの効果を下げることもできる。これがPixスタイルだ。
さらに、左下に配置された再生ボタンをタップすると、写真が芸術作品になるまでの様子が動画になる。これがPixペイントだ。
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