今年11月に発売された第3世代の新しいiPad Proは高い評価を得ているが、モノによっては最低評価を与えざるを得ない致命的な仕様を抱えているようだ。
致命的な仕様というのはiPad Proのボディがわずかに曲がっているというもの。Appleによれば出荷時点で曲がったiPad Proは不具合ではなく仕様であり、交換する予定はないという。
日本国内でも報告例アリ、Appleは“湾曲問題”が仕様と回答
Twitterでは新しいiPad Proの発売直後からボディが曲がっているとの報告が確認されていた。日本国内からの報告例もある。
My new iPad pro came out bent right out of the box. I am sure mine was a not so common defective unit but you should definitely check for any issue since lots of people are complaining about bent iPad pro. #iPadPro #bent #bend pic.twitter.com/pCgKhT4w1v
— Pietro Schirano (@skirano) 2018年11月20日
う~ん、新しいiPad Pro 12.9、確実に曲がってる。ギター、ベースでいう順反りやね。これはトラスロッドを標準でつけてもらうしかないのでは!
— toshiei uchiyama (@caspowser) 2018年11月27日
いま気がついたんだけど、iPad Pro曲がってる😱
— たっちゃん短足 (@nanapapacom) 2018年11月22日
分かりにくいけど名刺3枚分くらい入る隙間がある。 pic.twitter.com/msg6BQBGrF
The Vergeによると、Appleは今年11月に発売された新しいiPad Proにおいてアルミのボディがわずかに曲がったまま出荷していることを認めたという。
この湾曲問題は11インチ・12.9インチの両方で発生する可能性があるが、製造工程(金属およびプラスチックの部品冷却)によるもので、時間の経過で悪化するものではなく、通常の使用やiPad Proのパフォーマンスに影響を与えるものではないとのこと。
つまり、Appleはこの曲がりを欠陥と認めていない。この問題を理由にした交換対応もしておらず、返品率はこれまでのモデルと大きな差がないそうだ。Appleは時間の経過で湾曲が悪化することはないとしているが、使用の経過によってボディが湾曲したと主張する報告例も確認されており、発売直後にiPad Proのボディが曲がりやすいと指摘した動画はすぐに注目を集めた。
iPad Proは9.7万円〜22.8万円で販売されている非常に高額なタブレットだ。曲がっていることがタブレットの性能に影響を与えないとしても持ち主が不愉快に感じてパフォーマンスが落ちることもあるだろう。
なお、The Vergeはプラスチックのアンテナが金属を分断するように配置されていることからWi-FiモデルよりもLTEモデルで顕著に発生している可能性があると指摘している。
iPad Proユーザーは今一度、自分のタブレットが湾曲していないかを確認し、Appleに対応内容を確認した方が良い。Apple StoreやApple公式サイトで購入した製品は受け取りから14日以内に申し込めば返品することも可能だ。
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