Credit: OPPO – Twitter (1 / 2)
10倍ズームx手持ち撮影でも手ブレなしのカメラが登場
AndroidスマートフォンメーカーのOPPOが、10倍ズーム時でも画質が劣化せず、クリアな映像が記録できるカメラを搭載したスマートフォンを2019年第2四半期(4月〜6月)に発売すると発表した。
“10倍ロスレスズーム”を可能にしたのは3種類のレンズから構成されるトリプルカメラだ。最も引いた画角で撮影できる120°の超広角レンズ、48メガピクセルの高解像度、望遠レンズの3つを切り替えることで、15.9mm〜159mmの焦点距離をカバーし、3段階に分けてズームすることができる。
ちなみに、光学2倍ズームに対応する「iPhone XS」のカメラは26と52mmの焦点距離をカバーしている。OPPOの次期スマートフォンは、従来のスマートフォンに比べて奥行きだけでなく手前も広げることで10倍ロスレスズームを実現したというわけだ。
なお、ズーム性能がアップするとボディの厚みに影響が出てしまうが、OPPOは望遠レンズにD型にカットしたレンズを採用し、ペリスコープ(潜望鏡)デザインのケースに収めることで120%のスペース削減を実現したという。これにより、薄いスマートフォンのボディに10倍ロスレスズームのカメラを搭載することに成功したそうだ。
もう1つの懸念はズーム時の手ぶれ。一眼レフのようなカメラと違い、片手で撮影することが多いスマートフォンでは手ブレが発生しやすいが、優れた光学手ブレ補正によって手持ちで10倍ズーム撮影をしてもクリアな写真が記録できるという。
OPPOが発表したのは10倍ロスレスズームカメラと発売時期のみで、スマートフォンの名称は発売日や発売対象地域は明らかにされていない。OPPOは昨年2月から日本市場にも参入しており、ノッチすらない“真のベゼルレス”のスマートフォン「Find X」も日本で発売している。