当メディアではアフィリエイト広告を使用しています

Pixel 9 Pro、メモリを4GB増量も約3GBはAI専用に

bio
Yusuke Sakakura公開日:2024/08/22 15:55
Pixel 9 Pro、メモリを4GB増量も約3GBはAI専用に

今日発売されたPixel 9シリーズ。Pixel 9 Pro / 9 Pro XLには、Pixel 9の12GBよりも大容量の16GBメモリが搭載されています。

Pixel 8 Proの12GBから4GB増量していますが、約3GBがAI用に割り当てられていることがわかりました。

アプリ用のメモリは1GBの増加に留まる

Android Authorityの報告によると、Pixel 9 Pro XLでは、16GBメモリのうち2.64GBがAI用(Gemini Nanoなどを含むAICore)に確保されているようです。

通常、メモリの残量が不足するとデータをストレージのスワップ領域に退避することがありますが、AI用に確保された約3GBのメモリについてはメモリ不足の影響を受けません。

また、AI用のメモリのため、Gemini Nanoを使用しているかどうかに関わらず、約3GBを使用しているような状態になります。

メモリの増加によって複雑なタスクもリアルタイムで処理できるなど、AIがよりスムーズに実行できるほか、特に会話形式でGeminiを利用できる「Gemini Live」にとって特に重要とGoogleが説明するように、高度なAIモデルの実行には大容量かつ高速な記憶装置が必要です。

OSのメモリ管理によってAIに関連するデータがストレージのスワップ領域に退避されてしまうと、AIの動作が著しく遅くなるためです。GoogleはいつてもスムーズにAI体験を提供できるようにAI専用のメモリを確保することを決めたものと思われます。

なお、AI専用のメモリはPixel 9 Pro XLに限らず、同日発売されたPixel 9やオンデバイスAIのGemini Nanoを初めて搭載したPixel 8 Proにも存在していますが、わずか0.26GBしか割り当てられていません。

大容量の専用メモリによってAIはその他アプリケーションの影響を受けづらく、例えば、ゲームプレイ中にGeminiを起動して攻略情報を聞くなど、ゲームとGeminiを行ったり来たりしても快適に動作するはずですが、AI専用のメモリが少ない場合は、動作がカクつくこともあるかもしれません。

現時点ではPixel 9とPixel 8 Proの12GBメモリでも十分なようですが、今後も急速な進化が予想されるAIが進化して必要とする容量が大きくなると動作に影響する可能性も考えられます。

問題は約3GBの割り当てを行っているにも関わらず、日本語ではGemini Nanoの多くの機能が使えないということです。日本語に対応するまで約3GBを無駄にしているため、早い段階での日本語対応を期待したいところです。

Pixel 9
Pixel 9¥ 128,900新しく洗練されたデザインで、ポケットサイズのGoogle Pixel 9。上位モデルと同じ広角カメラと超広角カメラで美しい写真を撮影できるだけでなく、Google AIによる魔法のような写真編集をカンタンに行えます。Proモデルと同じTensor G4チップでGoogle Pixel史上最高の性能を実現。優れたパフォーマンスでAIも快適に動作します。比較記事を読む
Pixel 9 Pro XL
Pixel 9 Pro XL¥ 177,900洗練された魅力的な新デザインに、プロ仕様のトリプルカメラと史上最も明るく大型のディスプレイを搭載したモデル。史上最もパワフルなTensor G4チップと16GBの大容量メモリで最先端のGoogle AIを活用。高度な写真/動画編集に加えて生活を豊かにするPixelスクショのような新しいAIも利用できます
コメント
コメント利用規約

質問は必ず記事を読んでから投稿してください

質問する際は画面にどういったメッセージが表示されているのか、利用機種・OSのバージョンも書いてください。

誹謗中傷を含む場合は発信者情報開示請求します。

攻撃的・侮辱的・過激・不快な表現を含む場合はIPアドレスを明記して公開します

VPNを使った書き込みおよび連投は承認されません。

コメントを残す

(任意)

Recommendこんな記事も読まれています