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【レビュー】Xperia Z5 Premium、世界初4Kディスプレイ搭載のアルティメットモデル

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Yusuke Sakakura更新日:2016/10/07 19:16
【レビュー】Xperia Z5 Premium、世界初4Kディスプレイ搭載のアルティメットモデル

【レビュー】Xperia Z5 Premium、世界初4K搭載のアルティメットモデル

世界初の4Kディスプレイを搭載し、Xperiaシリーズとしては初めて指紋認証に対応するなど、大きな話題になったドコモの2015年冬モデル「Xperia Z5 Premium SO-03H」をソニーモバイルさんよりお借りしました。

1週間と短期間ではありますが、世界初の4K、指紋認証、鏡張りのボディなど「Xperia Z5 Premium SO-03H」の感想をレポートします。

世界初の4Kディスプレイ搭載、大容量バッテリーで電池持ちも安心

「Xperia Z5 Premium SO-03H」は、ドコモから2015年冬モデルとして発売されたモデル。

【レビュー】Xperia Z5 Premium、世界初4Kディスプレイ搭載のアルティメットモデル

Xperia Z5シリーズは全3モデルラインナップとなっていますが、「Xperia Z5 Premium」は“アルティメットモデル”の位置づけになっています。

究極を意味するアルティメットモデルには、世界初の4Kディスプレイが搭載。4Kでの動画録画だけでなく再生も可能、5.5インチの大画面で迫力ある究極の映像美を実現します。

スペックも妥協のない究極の仕上がりに。プロセッサに起因する発熱問題から各社が性能を落とすなか、オクタコア(2.0GHz×4+1.5GHz×4)の「Snapdragon 810」を継続搭載。RAMは3GB。ROMは32GBで最大200GBのmicroSDをサポート。

大画面かつ高精細なディスプレイはバッテリー持ちが気になるところですが、4Kディスプレイは通常利用時にフルHDに最適化することで低消費電力化を実現。バッテリー容量は3,430mAhでドコモの2015-2016冬春モデルの中で最大容量。

カメラはリアカメラが2,300万画素、フロントカメラが510万画素。0.03秒の世界最速オートフォーカス、クリアなデジタル5倍ズーム、強力な動画手ブレ補正、進化したプレミアムおまかせオートなど、大幅な進化を遂げています。

OSは、Android 5.1 Lollipopを搭載。なお、ドコモは2015-2016年秋冬モデルに対して、Android 6.0 Marshmallowへの早期アップデートを提供すると明言しています。

アルティメットらしい突出したデザイン

「アルティメットらしい佇まいを目指すため、突き抜け感の出るカラーを選択した」とデザイナーが語るとおり、Xperia Z5 Premiumのカラーは突出しています。

今回、お借りした「クロム」は、まさに鏡のような仕上がり。もはやカラーと表現していいのかもわかりません。

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鏡であるため指紋はベタベタと付きますが、操作している時はディスプレイを見ていますし、机に置いている時は背面は下を向いていることが多いです。他人のスマホの背面を凝視する人もいませんし、すぐに慣れるというよりも気にならなくなります。どうしても、という場合は反射率の低い「ブラック」がオススメです。

Xperiaシリーズ初の「指紋認証」は電源キーに搭載。指紋認証を兼ね備える電源キーの形状は特徴的だった円形から長円形に変更されています。

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側面のアルミフレームには「XPERIA」のロゴが新たに刻印されました。

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底面にはキャップレス防水のmicroUSBとストラップホールを配置。キャップレス防水はXperia Z4から搭載されていますが、キャップを開閉せずダイレクトで充電できるため、とても便利です。

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ボディサイズは約154×76×7.8mm。同じ5.5インチのディスプレイを搭載するiPhone 6s Plusと比べて、縦幅は4mm、横幅は2mm近くコンパクト、かつ重さも10g軽くなっています。デザイン性を高めながらコンパクトに仕上がっているのは、さすがXperiaといったところです。

世界初の4Kディスプレイ搭載。フルHD→4Kのアップスケーリングにも対応

最大の特徴となる4Kディスプレイですが、4K対応の動画コンテンツがどれぐらい揃っているのか気になるところ。

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「Xperia Z5 Premium」の4Kモードで撮影した動画はもちろんそのままの画質で楽しむことができます。また、ドコモが提供する「dTV」やぷららの「ひかりTV 4K」が4K動画を配信しています。

NetflixやAmazonプライム・ビデオ、YouTubeなどでも4K動画が配信されていますが、いずれもスマートフォンへの配信には対応していません。

フルHDの映像を4K相当の画質まで向上する「4Kアップスケーリング」機能を備えているため、プリインストールされるアルバムアプリやYouTubeなどの動画系のアプリで動画を再生することで、4K画質を楽しむことができます。

プリインストールされているアルバムアプリ限定という制約はありますが、静止画も4Kにアップスケーリングされます。

さらに、Xperia Z5 Premiumで撮影した4K動画は約800万画素の解像度で切り出すことも可能。今年からプロ野球中継で4K動画から一部を切り抜いて、グラブさばきやボールの動きをキレイな画質で放送してますが、あれがスマートフォンでできるというわけです。

フルHDと4Kの違いがわかるのか比べてみたところ、パッと見ではわからず、じっくり目を凝らすとわかるような気がするレベルのものでした。

大幅に機能向上したカメラ

「カメラスマホを極める」というテーマで発表された前作の「Xperia Z4」は、フロントカメラの機能が強化され、カメラの起動速度が高速に、唯一の弱点とされていた料理も美味しく撮れるようになりました。

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ただ、進化の幅は「Xperia Z5」シリーズの方が大きく、極めるというテーマも今作の方がふさわしいと言えるほど進化しました。

目のまばたきよりも速い世界最速0.03秒のオートフォーカス、5倍のクリアデジタルズーム、強力な動画手ブレ補正が進化の3本柱となっており、どれも驚きの機能です。

特に世界最速のオートフォーカスは驚くほど早く、ホントにフォーカスしているのかを疑うほど。オートフォーカスのスピードとピント精度は撮影環境やフォーカスを合わせる場所に左右されるとのことですが、Xperia Z5シリーズのカメラはその心配なし。

個人的にタッチシャッター/タッチフォーカスを多用するので、タッチする場所によらずしっかりピントを合わせることができるのは非常に嬉しいポイントです。

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手前の花びら、少し奥の花びら、後ろの木など、どこにタッチしてもキレイにピントが合う

ブロガーイベントや発表会ではズーム機能を利用することが多いため、5倍のクリアデジタルズームも気になるところ。スマホのカメラでズームした写真は使い物にならないことがほとんどですが、5倍ズームでもキレイに撮影できました。

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ズーム前

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5倍ズーム時

この1週間で動画を撮影する機会がなかったので実例はありませんが、以下の動画を見れば強力な動画手ブレ補正の威力がわかるかと思います。


プレミアムおまかせオートもさらに進化。これまでは完全なオートモードでしたが、明るさと色合いを自分好みに調整できる機能が追加。

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色合いの変更で夕焼けにもできる

これまでのプレミアムおまかせオートでは解像度を4:3と16:9からしか選べず、解像度は800万画素固定でしたが、今回から2,000万画素が選べるようになりました。さすがに4Kディスプレイに800万画素ではモノ足りないため、これも嬉しいところです。

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さらに、4:3の写真を上下カットするだけで実は横に広く撮れているわけではない16:9ですが、今回から横長・広角に撮れるようになりました。個人的に16:9は多用するので、これも嬉しいポイントです。

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4:3で撮影

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16:9で撮影

撮影例

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高性能なオクタコア、発熱問題は解消

今作には、夏にレビューした「Xperia Z4」と同じオクタコアのSnapdragon 810を搭載。同プロセッサの性能処理は誰もが認めるところではありますが、問題は発熱です。

試しに負荷のかかるゲームアプリで1時間ほどプレイしたところ42〜43℃ほど。これぐらいならばほとんど気になりません。

また、Xperia Z4ではARカメラや4K動画など高負荷のカメラ機能を利用すると、発熱の影響か途中で強制終了してしまうこともありました。4Kモードで動画撮影したところ、7分程度で45℃に達して強制終了しました。充分な許容範囲であり、Xperia Z4からの大幅な改善と言えます。

大幅な改善を実現するため、Xperia Z5 / Z5 Premiumでは、発熱を分散するヒートパイプを太くしてサイズアップしたほか、カメラ用のヒートパイプが追加されています。

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ヒートパイプが2本に追加され、サイズアップされた「Xperia Z5」シリーズ(写真左)

また、熱伝導樹脂を新たに追加することで基盤の熱を効率良く分散できるようになったそうです。高い性能を維持しながら、安全性と安定性が向上したのは嬉しいポイントです。

大容量バッテリー搭載、スタミナモード オフでも長時間利用可能

バッテリーは大容量の3,430mAhを搭載。大画面・高解像度のディスプレイは電池持ちに大きな影響を与えますが、動画や写真の表示以外は4Kではなく、フルHD表示になる節約設計。

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機能を制限して電池持ちを延長する「スタミナモード」がオフでも、カメラを使って、ゲームアプリをがっつりプレイしても10時間以上持ちます。カメラもGPSも頻繁に利用する旅行時など例外はあるかもしれませんが、日常生活においてバッテリーの持ちを心配する必要はなさそうです。

大容量のバッテリーで電池持ちは改善されますが、充電時間が長くなりそうです。実際に計測してみたところ、1時間で50%、2時間30分で100%まで充電されました。充電に関しても苦にすることはなさそうです。

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「Xperia Z5 Premium」の電池持ち(左)とフル充電時間(右)

Xperia史上初搭載の指紋認証

Xperiaに初搭載された「指紋認証」は、電源キーと一体化する形で搭載されました。そのため、スリープ(ディスプレイ消灯状態)からの復帰と画面ロック解除までを一発でスムーズにできます。

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また、指紋センサーが側面に配置されたことで、机に置いたままでも指紋認証を利用して画面ロックの解除が可能。背面にセンサーが付いていると、いちいち端末を持ち上げる必要がありますが、その必要がありません。

認証精度は可もなく不可もなくといったところ、精度自体は悪くありませんが、指をきちんと(登録した時と同じ状態で)センサーに載せるのが難しい。特に左手の指で認証すると端末を巻き込む形になるため、認証に失敗することが多いです。

指紋の読み取りは速いので、きちんとセンサーに触れることができればスムーズに認証されます。

指紋認証が使える場面は画面ロックの解除とドコモサービスのオンライン決済の2つ。Google Playストアにて、有料アプリの購入時やアプリ内課金の購入時には利用できません。

Androidが指紋認証をOSとしてサポートしたのはAndroid 6.0 Marshmallowからなのでアップデートに期待です。

「Xperia Z5 Premium」は、すべてに妥協したくない人にオススメ

世界初搭載となった4KディスプレイとトレンドになっているフルHDの違いはわからなかったものの、5.5インチの大画面で迫力ある映像やボディサイズが大きくなった分、大容量のバッテリーを搭載することで長い電池持ちの実現など「Xperia Z5 Premium」には4K以外の魅力も多数存在しています。

【レビュー】Xperia Z5 Premium、世界初4Kディスプレイ搭載のアルティメットモデル

他のスマートフォンでは選べない突出したデザインも魅力のひとつと言えます。

Xperia Z5シリーズに共通する進化点で言えば、世界最速オートフォーカスや強力な動画手ブレ補正、クリアな5倍ズーム、カスタマイズ性が増したプレミアムおまかせオートなどカメラの大幅強化は非常に魅力的。2世代前のXperia Z3シリーズを普段利用していますが、もう戻れません。

発熱を気にする必要もなくガシガシ使えるのも嬉しいポイントです。

ディスプレイ、バッテリー、カメラ、デザイン、性能、発熱、全てに妥協したくないという人にアルティメットモデルの「Xperia Z5 Premium」をオススメします。

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