Samsungの2023年最新フラグシップスマートフォン「Galaxy S23 Ultra」が、ドコモとauから4月20日(木)に発売されます。
すでにドコモオンラインショップとauオンラインショップで予約受付中。256GBモデルを予約後に購入して応募すると、フルワイヤレスイヤホン「Galaxy Buds2」と専用ケースを全員がもらえるキャンペーンに加えて512GBモデル、1TBモデルを予約後に購入して応募すると、下位の容量との差額がAmazonギフト券で還元されるキャンペーンが開催中です。
メディア向けに開催されたイベントで一足先に「Galaxy S23 Ultra」を触ってきたのでフォトレビューをお届けします。新機能や変更点、スペックについては別の記事で詳しく解説しています。
Galaxy S23 Ultraは、下位モデルのGalaxy S23よりも巨大なディスプレイと綺麗に撮れるカメラ、大容量のバッテリーを搭載したシリーズ最高のモデルです。
本体に収納できるSペンを取り出すと6.8インチの巨大なディスプレイがキャンバスに変わり、絵を描いたり、素早くメモを取ったり、キーボードの代わりに手書きで文字入力できます。
なお、Galaxy S23 Ultraでは、ディスプレイのエッジ部分のカーブエリアは30%減少してフラットエリアが拡大。エッジ部分に触れた時にSペンが落下するようなストレスが減るなど使い心地が向上。保護シートも貼りやすく、カーブエリアに意図せず触れることで発生していた誤操作問題が改善され、机の上から手に取る時も持ちやすくなりました。
画面の明るさ(ピーク輝度)は最大1,750ニトで前作と変わらないものの、カラートーンを調整することで画面の見やすさを改善するビジョンブースター機能が直射日光下だけでなく明るさによって3段階で動作するため、画面の見やすさを実感しやすくなりました。
画面には指紋認証センサーが内蔵されているため、マスクを着けていても指を乗せるだけで画面ロックをスムーズに解除可能。指が濡れていたり、汚れていて指紋が認証できない時は顔認証が利用できるため、花粉症もなくマスクの着用をやめた人はストレスはほとんどないはず。
1秒間における画面の更新回数を示すリフレッシュレートは最大120Hzのため、対応する動画やゲーム映像がなめらかに表示されます。最大レートはGalaxy S23と同じですが、最小レートは1/48の1Hzのため、操作していない時の消費電力が大きく抑えられます。
前作から5g増量した234gの大型ボディはIP68等級の防水・防じん対応。軽量なアルミニウムフレームをサンドイッチする最新の強化ガラス「Gorilla Glass Victus2」は高さ1mからコンクリートに落としたり、高さ2mからアスファルトに落とすテストに合格するなど、コンクリートのような粗い表面への落下性能が向上するなど、高い耐久性で安心して利用できます。
Galaxy S6以降のモデルにはGalaxyロゴが背面に刻まれていましたが、9年ぶりにSAMSUNGのロゴが戻ってきました。
ロゴが復活した理由については、Galaxyの認知が十分に拡大したことと、今後はSamsungの社名を出してグローバル企業としてSamsungの企業姿勢をきちんと届けたいそうです。
背面には4つのレンズとAFセンサーで構成されるクアッドカメラを搭載。それぞれのレンズにリングが装備されたデザインは今回から下位モデルのGalaxy S23にも導入されました。
シリーズ最高のクアッドカメラは、景色をダイナミックに記録できる12MPの超広角レンズ、一眼レフのように背景をボカして被写体を印象的に撮影する10MPの光学3倍望遠レンズ、望遠圧縮効果でスマホ離れした映像が撮れる10MPのペリスコープ式・光学10倍望遠レンズ、そして今作で最も大きく進化した2億画素の広角レンズで構成されます。
最大2億画素の広角レンズで撮影した写真は、撮影後に一部分を切り取って拡大してもディテールが保たれ、建物の窓や文字などのつぶれを抑えることが可能。
一般的に高画素とスマホサイズの小型センサーの組み合わせは、取り込む光の量が不足して大量のノイズが発生することから、Galaxy S23 Ultraの2億画素カメラは16個の画素を1つに束ねてピクセルサイズを0.6μm→2.4μmまで大きくする技術ピクセルビニングによって1画素あたりの光の量を増やした12MPで出力されます。
ちなみに、1億800画素カメラを搭載していた前作のGalaxy S22 Ultraは、ピクセルサイズ0.8μmの画素9個を1つに束ねて2.4μmまで大きくしていたので(目で違いがわかるほどかはわかりませんが)ディテールはGalaxy S23 Ultraの方が優れているはず。
ほかにもAFスピードが約50%も向上、夜間撮影でデジタルサイネージなど光を認識すると、部分的に露出を抑えて自動で白飛びを防止したり、歩く・走るなど人間の動作を識別して電子手ブレ補正量を適切にコントロールする「Adaptive VDIS」の強化、補正範囲が2倍になった光学手ブレ補正、ノイズ低減とディテールの強化によって“映画のような映像”も撮影可能です。
プロレベルの撮影ができるExpert RAWアプリでは50MP撮影も可能。1つ1つの星を捉えた天体写真をRAW撮影してLightroomで編集することもできます。
12MPの新しいフロントカメラは、すべてのピクセルをフォーカス利用することで素早く正確なピント合わせが可能なデュアルピクセルAFに対応。ナイトポートレートでは、AIによる自然なボケ感と髪や顔の質感をリアルに仕上げるなど、前作の40MPから画素数がダウンしていますが、画質は向上したようです。
優れたカメラのAI処理を瞬時に適用するのは世界最速のSnapdragonとされるGalaxy S23シリーズ向けに特別に最適化されたSnapdragon 8 Gen 2 “for Galaxy”です。
原神など負荷の高いゲームも快適にプレイできるのはもちろん、Google Pixelをも上回る4年間のOSアップデートと5年間のセキュリティアップデート保証とともに長期間利用する場合は心強い味方です。ちなみに、Samsungは昨年12月にS22、S21シリーズ、今年2月にはS20シリーズにAndroid 13のアップデートを提供するなど保証期間が長いだけでなく、配信スピードもかなり速いです。
パワーアップしただけでなく消費電力が改善されたチップセットとディスプレイ、AIによる電力管理によって海外の先行レビューでは電池持ちが高く評価されています。大容量の5,000mAhバッテリーは、45Wの急速充電と15Wのワイヤレス充電にも対応します。
カラーはグリーン、クリーム、ファントムブラックの3色。個人的にはクリームがおすすめです。
そして今作のサプライズは512GBと1TB(1TBはauのみ)の大容量モデルが日本で初めて販売されること。残念ながら大容量ストレージが選べるのはオンライン限定カラーのファントムブラックのみです。つまり、携帯ショップでは大容量モデルとファントムブラックは購入できません。
なお、4月19日までに256GBのモデルを予約すると、5月14日までに購入した上でアプリから応募するとフルワイヤレスイヤホンの「Galaxy Buds2」と200種類以上のケースが必ずもらえるほか、512GBモデルを予約購入・応募すると256GBとの差額を、1TBを予約購入・応募すると512GBとの差額をAmazonギフト券で還元するWストレージキャンペーンX2が実施されます。
Galaxy S23 Ultraの発売日は4月20日。すでにドコモオンラインショップとauオンラインショップで予約受付中です。
Galaxy S23 Ultraのドコモ版の機種代金は256GBが197,670円、512GBが236,500円。au版の機種代金が256GBが197,650円、512GBが225,120円、1TBは253,440円です。
コメントを残す