総務省が、SIMロックを解除できるまでの期間(現180日)を短縮する指針案を発表しました。2017年8月より短縮されます。
また、先日報じられた格安スマホ向けのSIMロックが、5月1日以降に発売される端末から廃止されることも発表されています。
割賦払いは180日から100日に短縮、一括払いは即解除可能に
総務省の発表によると、端末の購入からSIMロック解除が可能になるまでの期間を現状の6ヶ月・180日から短縮させるとのこと。
短縮期間は端末の支払い方法によって異なり、割賦払いは100日程度以下に短縮され、一括払いを選択した場合は支払いの確認ができ次第となるため、即解除も可能になります。
SIMロックを解除できるまでの期間 | ||
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割賦払い | 一括払い | |
短縮前 | 端末購入から180日 ※ドコモは前回の解除から180日後 | |
短縮後 | 100日程度以下 | 支払い確認後 |
2017年8月1日から | 2017年12月1日から |
格安スマホ向けのSIMロックは来夏以降廃止に
auとソフトバンクの2社は自社が販売した端末を格安スマホでそのまま使えないようにSIMロックをかけています。
例えば、ソフトバンクからワイモバイルに移行して現在使っている端末をそのまま使用する場合、同じ回線を利用するサービスにも関わらず、SIMロックの解除が必要になります。
これが格安スマホへの移行を妨げているとして、格安スマホ向けのSIMロックが廃止されます。
2017年8月1日以降に発売される端末から廃止され、キャリアと格安スマホの回線が同一(例:auとUQ mobile、mineo、IIJmioの一部プラン)ならば、端末のSIMロックを解除せずにそのまま利用できるようになります。
総務省は、これらの改正案に対する意見募集を明日19日から12月19日までに実施し、募集した意見を踏まえて指針およびガイドラインが改正される予定です。
- 総務省|モバイルサービスの提供条件・端末に関するガイドライン についての意見募集
- モバイルサービスの提供条件・端末に関する指針(案) – PDF
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