ニュースアプリ「SmartNews(スマートニュース)」が、2015年12月より提供していたテレビ実況機能を6月28日をもって終了していたことがわかりました。
スマートニュース、テレビ実況機能を半年で終了。理由は「さらなる機能充実に向けた準備のため」
SmartNewsのテレビ実況機能は昨年12月に追加された新機能で、チャンネルごとに実況ルームが用意され、テレビを見ながらリアルタイムにコメントを共有することができました。
一時期は単一チャンネルで同時接続数が1万人を超えたようですが、「さらなる機能充実に向けた準備のため」として、2016年6月28日で終了したそうです。
SmartNewsでは、2015年12月の「SmartNews 3.0」リリースに伴い導入した「実況」機能について誠に勝手ながら、2016年6月28日23時59分(日本時間)をもって終了させていただくこととなりました。
「実況」機能は、テレビ番組を視聴している時、自然と思い浮かぶ感想をユーザがSmartNews上でコメントする機能であり入力したコメントを他のユーザとリアルタイムで共有し、共感するコメントをタップするといくつもの星が舞い飛び他のユーザに伝わるなどあたかも家族や友人と同じ番組を見ながら、ふと語り合うにぎやかさ、楽しさを演出してまいりました。
「実況」機能の導入後、単一チャンネルで同時接続1万人を超えるなど多くの方にご利用いただいてきましたが、さらなる機能充実に向けた準備のため、機能の終了を決定いたしました。ご利用いただいた皆様には、ご迷惑をおかけすることを深くお詫びいたします。
これまで、「実況」機能をご利用いただきありがとうございました。心より御礼申し上げます。
アップル、auがニュースアプリに参入。既存勢の対抗策は
SmartNewsは2012年12月に公開され、その後の熾烈な椅子取りゲームを勝ち抜いて2015年2月時点で1,000万ダウンロードを突破するなど好調なようですが、昨年はアップルが「News」アプリをiOSの標準アプリとしてリリース。さらにはキャリアのauがニュースパスをリリースするなど、ここに来て大手がニュースアプリに参入するなど、既存のニュースアプリにとって脅威となる動きが見られます。
テレビ実況機能はピュアなニュースアプリから脱却し、さらなるユーザー獲得を目的とした新たな一手だったと思いますが、ニュースアプリとテレビ実況という組み合わせに違和感を覚えた人も少なくないはず。他のユーザーとコメントをやり取りできることが実況の魅力のひとつですが、実際に使って見ると、過去のコメントは自動的に消える仕組みで、やり取りが難しく、盛り上がりづらいインターフェースだなと感じました。
SmartNewsは「さらなる機能充実に向けた準備のため」としていますが、再びテレビ実況機能をリリースするのか、それとも異なる新しい機能が提供されるのか注目したいと思います。
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