ドーナツスピーカ搭載。ソニーの新フルワイヤレスイヤホン「LinkBuds 」発売。価格は179.99ドル
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ソニーが179.99ドルのフルワイヤレスイヤホン「LinkBuds」を発表しました。
業界最高クラスのノイズキャンセリング性能を誇るWF-1000XM4と大きく異なる新しい「LinkBuds」は、特徴的なオープンリングデザインを採用することで、周囲の環境音を聴き、安全を確保しながら音楽を楽しめるフルワイヤレスイヤホンです。
“オンラインとオフラインをリンクさせる”ーーLinkBuds
最大の特徴は耳に挿入するスピーカー部分がドーナツのように穴の開いたリング型の12mmドライバー。いわゆるオープン型のため閉塞感とは無縁で開放感とともに音楽を楽しめます。WF-1000XM4やAirPods Proなどカナル型イヤホンが苦手な人にとっては選択肢の1つになるかもしれません。
プロセッサーはWF-1000XM4と同じV1を内蔵。電池持ちは5.5時間。充電ケースとの併用で最大17.5時間。オープン型のため、当然ながら外部の音をシャットアウトして作業や勉強に集中できるノイズキャンリング機能はなく、開放感も強いため低音が響きにくく迫力のある音に過剰な期待できません。音質について先行レビューを公開したThe Vergeは「全体的にバランスの取れたサウンド」と無難な評価をしています。
なお、音声通話に関しては5億以上の音声サンプルを収集して開発されたノイズ低減アルゴリズムによって、騒がしい場所でも周囲の雑音を抑えて声をクリアに届けます。
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片方の重さは第3世代のAirPodsと同じ約4g。イヤホンには耳にフィットさせるための4種類のシリコン製サポーターを取り付けることで落下防止に役立ちます。
イヤホンの操作は耳の前を指でトントンとタップすると振動を検知して、音楽の一時停止、曲のスキップ、音量の調整が可能。操作の割り当てを変えることも可能。他のイヤホンにはない斬新な操作方法ですが、The Vergeのレビューでは反応は良かったと評価されています。
なお、周囲の状況に応じて音量を自動調整する機能に対応しているため、ある程度の音量調節はイヤホンにまかせて手間が省けます。
そのほか発話を検知すると音楽を一時停止し、無発声が続くと再開する「Speak to chat」機能や空間オーディオの360 Reality Audioに対応。残念ながらマルチポイント非対応のため、一度に接続できるデバイスは1台まで。
プラスチックリサイクル素材を使った軽量ボディはIPX4の防滴・防汗設計で、ダークグレーとホワイトの2色をラインナップ。クリアな色合いではなく粒子状の模様が混じったカラー。日本での販売価格は23,100円です。
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