- 次期Xperiaスマートフォンは可能性として名前の変更があるとリーカーZACKBUKSが発表。
- ZACKBUKSはソニーブランドのXperia終了を示唆し、デザインの変更も投稿。
- しかし、日本ではXperiaの人気維持で2023年上半期売れ筋ランキングでも7位にランク。
2008年に初のXperiaブランドデバイスが発売されてから15年間継続してきたXperiaブランドが廃止される可能性が報じられています。
Xperiaはソニー製品とのファーストコンタクトになる可能性が高い製品であり、過去のインタビューでは事業のプレイヤーであり続けることが重要、幅広いカテゴリの製品やサービスを提供するためにスマートフォンの技術が必要と語っていた(1,2)こともあって、Xperiaブランドが廃止されてもスマートフォン事業から撤退することはないと思いますが、ブランドを変更して大幅なテコ入れを行うのでしょうか。
中国Weiboに投稿された情報(1,2)によると、次期Xperiaスマートフォンの名称はXperia 1 VIではない可能性があるとのこと。投稿したのは過去にいくつかの実績があるリーカーZACKBUKSによるものです。
同氏はXperiaブランドの終了を示唆するように「2008-2023 I Xperia the best!」として、Windows Mobile 6.1を搭載した初代Xperiaスマートフォン「Xperia X1」の画像も投稿しています。
ソニーはフラグシップモデルのXperia 1シリーズ、コンパクトモデルのXperia 5シリーズ、ミッドレンジのXperia 10シリーズ、エントリーモデルのXperia Aceといった複数のラインナップで最新機種を毎年発売していますが、今年はXperia 5 Vが北米市場で発売されず、縮小の気配も感じます。
一方、日本ではAndroidユーザーが次回購入したい機種としてAQUOSに次ぐ2位を獲得し、Androidスマートフォンの2023年上半期売れ筋ランキングでは「Xperia 10 IV」が7位を獲得するなど、人気をキープしているようなデータも見られます。
Xperiaブランドを廃止する理由については言及されていませんが、ZACKBUKSは「デザイン言語も変わるかもしれない」と投稿しています。
デザイン言語の変更にともなう名称の変更はこれまでにもあったことから、今回もそれにあたるのかもしれません。過去のデザイン言語と命名規則の変更はXperiaブランドのもとで行われていましたが、今回の噂はブランドを付けかえるもので大幅なデザイン変更も示唆しているのでしょうか。
Xperiaの特徴であった複数のアプリを縦に並べるのに役立つ超縦長の21:9シネマワイドディスプレイ、主流であるパンチホールを避けてベゼルを残すオールドスタイルもついに変わるのかもしれません。Xperia 1 VIとされていた次期モデルでは、パンチホールが目立たない“ウルトラマイクロホール”を採用するといった信ぴょう性が微妙な噂もあります。
ブランド変更が実現するのであれば、ソフトウェアアップデートに対する消極的な姿勢の改善も期待したいところ。
Androidスマートフォンのアップデートに対する姿勢は年々積極的になっていて、Googleは最大7年間のOSアップデート・セキュリティアップデート・機能追加アップデート・交換部品の提供を保証し、Samsungは4世代のOSアップデートを保証し、シャープもAQUOS R8で最大3回のOSアップデート保証と最大5年のセキュリティアップデートを保証しています。
対するソニーは2021年7月に発売されたXperia 1 IIIのOSアップデートを打ち切ったことで、Android 14にアップデートすることはできません。
生体認証にも改善が必要です。
両手で認証しやすいという理由で一度は配置を背面に変更したものの、現在は左手ユーザーにとって認証しづらい側面の指紋認証に戻っていますが、持ち手に左右されないディスプレイ指紋認証への変更とは言わないまでも、せめて顔認証には対応して欲しいところ。
無数にあるカメラアプリ群やインターフェースの整理・改善等にも期待したいです。