街中の無料Wi-Fiに自動接続するアプリ「タウンWi-Fi」のiOS版がアップデートされ、安全に無料Wi-Fiを利用できる「通信の保護機能」(VPN)が追加されました。
無料Wi-Fiを安全に利用できる「通信の保護機能」が追加
iOS版のバージョン3.1.0で追加された「通信の保護機能」は、より安全に無料Wi-Fiを利用できる新機能です。
無料Wi-Fiを利用する場合、通信内容の盗聴や改ざん、なりすましといったリスクが伴います。例えばショッピングサイトでクレジットカードの情報を入力して送信する場合は第三者によって盗聴される可能性が考えられますが、タウンWi-Fiの「通信の保護機能」を利用するとリスクを回避することができます。
なお、動画や音楽鑑賞など低リスクで容量の多い通信やSSL認証によってサーバー側で保護された通信では自動で保護機能をオフにすることで通信量を無駄に使うことがないと案内しています。
料金は1ヶ月1GBまでは無料で利用可能。1GB以上の通信を保護するには、初月無料・月額300円(自動更新)で提供される「プレミアムプラン」に加入する必要があります。ちなみに、プレミアムプランでは高性能なサーバーを経由するため、通信速度も高速になるとのこと。
「通信の保護機能」を利用するには、管理タブから「Wi-Fi通信を保護する」に進んで画面の案内に従って設定を行うと有効になります。VPNを利用した通信量は管理画面から確認することができます。
タウンWi-Fiとは
「タウンWi-Fi」は、無料Wi-Fiの利用に必要なサービスの登録、利用規約の同意などを自動化することで無料Wi-Fiに自動接続するアプリ。
7SPOTなど一部を除いて、利用規約が明確に表示されないことや、サービスの登録にタウンWi-Fiが発行するメールアドレスを使うため、無料Wi-Fiを提供する事業者の広告がユーザーに届かないことなどを問題視する声も上がっていました。
前述したとおり無料Wi-Fiは、通信内容の盗聴や改ざん、なりすましなどのリスクが伴うため、無料Wi-Fiを利用する場合は盗聴されて困る通信は行わないといった対処が必要になります。「タウンWi-Fi」によって無料Wi-Fiに自動接続することで無意識にクレジットカードの情報など保護するべき情報を入力して送信してしまう危険性もありましたが、今回追加された「通信の保護機能」を利用することで回避することができます。
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