Photo by Tsahi Levent-Levi
スマートフォンを買い換える際、最新機種の購入を検討するだけではなく、iPhoneからAndroidに、またはAndroidからiPhoneへ、とスマートフォンのOSをスイッチすることを検討することも多いはず。
最新の調査によればiPhoneユーザーは「価格」を、Androidユーザーは「使い勝手」を理由にスマートフォンのOSをスイッチするようだ。
アップデートやアプリを理由にOSをスイッチしたユーザーは6%以下
今年8月、PCMagが2,500人の消費者を対象にスマートフォンの買い替えに関する調査を実施した。
同誌の調査結果によると、OSをスイッチする理由はiPhoneに買い換えたユーザー、Androidに買い換えユーザーともに「使い勝手」が最多となった。
両方のユーザーとも使い勝手に不満を抱いてるようだが、特にAndroidからiPhoneに買い換えたユーザーの47%が理由にあげていることからAndroidユーザーは使い勝手に、より大きな不満を抱いてるようだ。
一方、iPhoneからAndroidに買い換えるユーザーは使い勝手とほぼ同じ割合で「価格」を理由にあげた。価格を理由にAndroidからiPhoneに買い替えるユーザーはわずか11%で大きな差がある。
Appleが昨年発売したiPhone Xはすべての容量の販売価格が10万円を超えた。Appleは利益率を上げたことで業績は上向いたが販売台数は減少している。この販売台数の減少には高額な販売価格を理由にAndroidに買い換えたユーザーの存在も少なからず影響しているのだろう。
なお、AppleとGoogleが度々アピールしているアプリの豊富さやソフトウェアアップデートの速さを買い換えの理由にあげた人はわずか6%以下になっている。昔と違って今はどちらかのストアにアプリがあってもう一方にはないということがほとんどなく、アプリの豊富さは同じOSを使い続ける理由にはなっても買い換える理由までにはならないのかもしれない。
調査結果
iPhone→Android | Android→iPhone | |
---|---|---|
使い勝手 | 30% | 47% |
機能性(カメラ、デザインなど) | 24% | 25% |
価格 | 29% | 11% |
アプリの豊富さ | 6% | 4% |
充実したカスタマーサービス | 5% | 3% |
OSアップデートの迅速さ | 1% | 4% |
その他 | 5% | 6% |
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