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Google、AndroidスマホをPCのように使える「デスクトップ体験」機能を開発中

Yusuke Sakakura

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ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2025/05/05 21:15

Googleはここ数年、スマートフォンの作業スペースを拡張することに力を入れています。

例えば、Android 14では、Google Pixel 8以降のモデルを外部ディスプレイに接続し、スマートフォンの画面をミラーリングして、大画面でYouTubeの動画を見たり、カメラで撮影した写真を家族と一緒に見る、といった使い方が可能になっています。

さらに、Android 15では、Pixel Tablet向けに、複数のアプリを並べたり、アプリのウィンドウサイズを変更できるデスクトップウィンドウ機能が導入されています。

そして今、Googleはこの2つの機能を組み合わせて、スマートフォンをPCのように使える新機能を開発しているようです。

リリース時期はまだ先に

Android Authorityがベータ版のAndroid 16から「デスクトップ体験」機能を発見し、実際に有効化することに成功したと報告しています。

Pixel 8 ProをノートPCに接続すると、画面下部にタスクバーが出現。お気に入りのアプリや最近使ったアプリ、アプリドロワーなどが並び、右下には戻る・ホーム・アプリスイッチャーといったおなじみの3ボタンナビゲーションが表示されます。

ベータ版から発見された「デスクトップ体験」
ベータ版から発見された「デスクトップ体験」

画面上部には、時計や通知アイコン、バッテリー残量などのステータスバーが表示され下に引っ張ると、タブレットや折りたたみスマホと同じ画面が分割されたクイック設定と通知が表示されます。

アプリはPCと同じようにウィンドウ形式で起動し、自由に移動・リサイズが可能。左右端にドラッグして、ちょうど半分のサイズで左右に1つずつアプリウィンドウを並べることができます。

さらに、ウィンドウ間でコンテンツをドラッグ&ドロップすることも可能。キーボードやトラックパッドでの操作にも対応していて、まさにPCのような操作感を体験できます。

アプリをウィンドウを左右に並べることも可能
アプリをウィンドウを左右に並べることも可能

とはいえ、この機能はノートPCの完全な代替にはならないでしょう。

ディスプレイやキーボード、マウスを持ち歩く必要があり、スマホの処理性能にも限界があります。また、機能名が「デスクトップ体験」となっていることを考えると、(少なくとも現時点では)スマートフォンの作業領域を広げる機能にとどまる可能性が高いようです。

気になる配信時期ですが、配信間近に迫っているAndroid 16でリリースされることはないでしょう。

まだ開発者向けモードの隠し機能として提供されていることを考えると、正式配信後の四半期アップデートか、Android 17以降になる可能性が高いです。

また、この機能がAndroidとして提供されるのか、Google Pixel向けの機能として提供されるのかはわかりません。

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