これが新しいAndroidの新デザイン!!「Material 3 Expressive」をGoogleが誤公開
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

来週から再来週にかけて行われる2つのビッグイベントを前にGoogleがAndroidの新デザイン言語「Material 3 Expressive」を誤って公開しました。
名前からわかるとおり、従来のマテリアルデザインを踏襲したもので、これまでに確立したデザインをすべて捨てるわけではないものの、Android 12以来となる大規模なデザイン変更です。
4倍高速化、世代間のギャップも解消
GoogleがM3 Expressiveとも呼ぶ新しいデザインは、最も研究を重ねたアップデートで、見た目の変更だけでなく、操作性の向上も目的にしています。
調査段階において世界中から募集した18,000人を超える参加者を対象に、40回を超えるデザインとリサーチを実施。ユーザーが画面のどこに注目しているか、デザインに対する感情的な反応、どれだけ早くインターフェースを理解して使えるかなどが調査されたとのこと。
例えば、待ち時間に表示されるインジケーターのなかで最も待ち時間を短く感じさせるデザインやタップ時間を改善するまでにボタンをどれぐらい大きくできるか、といったものです。
これにより、Material 3 Expressiveは既存の Material 3と比較して、画面内の重要なアイテムを最大4倍も速く見つけられるそうです。
また、世代間のギャップを解消するための変更も行われており、45歳以上の利用者が若い世代と同じ速度でインターフェースを認識できるとのこと。


例えば、メールにおいては、指が届きやすいキーボードのすぐ上に大きな送信ボタンが配置され、他よりも目立つ強調された色で視線を誘導しています。
画像や動画を添付する場合は、送信ボタンの横にあるカメラボタンなどをタップします。従来のクリップアイコンよりも明らかにわかりやすいものになっています。
調査の参加者はメールを送信する際に、4倍も速くボタンを認識できたそうです。


Googleは、このほかにも時計アプリや決済アプリ、写真のフィルタ適用画面などを誤って公開しています(すでに削除済み)
Material 3 Expressiveいつごろ公開されるのかはわかりませんが、おそらく14日午前2時から実施される「The Android Show」および、21日3時から行われる「Google I/O 2025」の基調講演でお披露目されるものと思われます。
導入時期は不明。公開間近となっているAndroid 16に公開されるのが自然ですが、どうでしょうか。少なくとも最終ベータ版には適用されていません。
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