Appleが今年3月に買収した自動化アプリ「Workflow」の最新版となるバージョン1.7.4を公開した。
今回のアップデートでは、Appleが買収したことで削除されたのではないかと噂されていた複数のアクションが復活し、Apple Musicのアクションも2つ追加された。Apple Musicのアクション追加は買収後、初の機能追加となる。
「Google Chrome」と「Pocket」のアクションが復活
Appleの買収が報じられた当日にリリースされた前回バージョンでは、ストリートビューの画像取得やLINEによるメッセージ送信、ChromeでURLを開く、Pocketに追加するなどのアクションが削除されたが、最新バージョンではPocketとGoogle Chromeのアクションが復活した。なお、前回のバージョンでPocketやChromeと共に削除されたストリートビューやUber、LINE、Telegramのアクションは復活していない。
更新情報を案内するリリースノートには「不具合の修正と改善」と記載されているが、今回の復活に影響しているのかは不明。また、削除された他のアクションも今後復活するのか、復活したアクションが一度削除された理由、復活した理由なども明らかにされていない。
なお、バージョン1.7.4では、Apple Musicに関するアクションとして音楽を次のキューに追加する、次をクリアするといった新しいアクションも追加されている。Workflowの問い合わせに対してサポートチームが返答したメールにて今後アップデートを提供する予定はなく、今後はサポートのみを行う方針を明らかにしたと報じられたが、今回のバージョンでは不具合の修正と機能追加が実施されたことから今後も機能追加を伴うアップデートが実施されるようだ。
「Workflow」は、毎日の決まった行動を自動化するアプリ。例えば、音楽を視聴した時に曲名をTwitterに投稿したり、撮影した写真をGIFアニメーションに変換したり、最近撮影した写真をインスタグラムにアップするといった行動を自動化できる。デザインが優れたことで「Apple Design Award in 2015」にも選出された。2017年3月にはAppleが買収したことが明らかになった。買収後は無料で公開され、購入者には返金対応が実施されている。
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