グーグルが昨年発表したウェアラブルデバイス向けのOS「Android Wear」
Androidを搭載した端末とBluetoothでペアリングすることで、Android Wearを搭載するウェアラブルデバイスにて、スマートフォンで受け取った通知を確認することができるようになります。
Android Wearを搭載するデバイスとしては、「Moto 360」や「LG Watch R」などデザイン性の高いデバイスも販売されており、アップルファンからも注目を集めていますが、今のところiPhoneやiPadでは利用することができません。
しかし、グーグルはAndroid WearをiPhoneやiPadでも動作可能にするアプリケーションのリリースに向けて準備を進めているとの噂が浮上しています。
Google I/O 2015にて、Android WearのiOS対応を発表か
フランスのメディア、01netが独自の情報筋から得た情報によれば、グーグルはAndroid Wearの対応機種をiPhoneやiPadなどiOSまで拡大する計画があり、5月28日から開催される「Google I/O 2015」にて発表するようです。
The report claims Android Wear with extended iOS support could be announced at Google’s I/O developer conference in late May, although Google may push the agenda depending on sales of the Apple Watch.
Google is reportedly preparing to release an Android Wear app on the App Store for iPhone and iPad, according to French technology website 01net
引用元:Google Reportedly Preparing Android Wear for iPhone and iPad – Mac Rumors
アップルは、昨年9月に開催したイベントでAndroid Wearのライバルになる腕時計型のウェアラブルデバイス「Apple Watch」を発表しており、日本時間3月10日午前2時より開催されるスペシャルイベントで発売日や価格などの詳細を発表するものと見られています。
Apple Watchの発売日は、正式発表から約1ヶ月後になると見られていますが、早期に発売されるのはアメリカを含めた少数の地域であり、日本での発売日は2015年秋頃になると噂されています。
グーグルがAndroid Wearの対応機種をiOSにまで拡大させる狙いは、Apple Watchを購入したくてもできない人に対してAndroid Wearをアピールし、ウェアラブル市場を制したいというものなのかもしれません。
iOS対応のAndroid WearとApple Watchどっちが魅力的?
Apple Watchの最大の魅力はモバイル決済サービスの「Apple Pay」が使えることにありますが、日本では規格の異なるおサイフケータイが普及しており、「Apple Pay」がコンビニやお店などで使えるようになるのはまだまだ先の話かと思います。
Apple Payが使えない、デザインや価格はAndroid Wearが有利となれば、Android Wearの方を欲しいと思う人はそれなりにいるのではないでしょうか。
また、グーグルもモバイル決済サービスの「Android Pay」の存在を明らかにしており、柔軟なプラットフォームになるとのことからおサイフケータイへの対応も期待できるかもしれません。(Android Wearで使えるかどうかは不明)
iOSとAndroidの2台持ちしている自分としては、Android WearがiOSをサポートし、AndroidとiPhoneをペアリングして両方の通知をAndroid Wearで受け取ることができ、さらにモバイル決済機能も利用できるのであれば、ぜひ購入したいと思います。
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