Photo by Benjamin Geskin
今年発売される新型iPhoneは、iPhone Xの後継機となる有機ELモデルと安価な液晶モデルの全3モデルラインナップとみられているが、液晶モデルにはジャパンディスプレイのベゼルレス液晶が採用されるようだ。
最小0.5mmまでスリム化したフルベゼルレス液晶
時事通信は、Appleが今年秋にも発売する新型iPhoneにジャパンディスプレイが開発した新型液晶「フルアクティブ」を採用する方針が明らかになったと伝えた。なお、ウォール・ストリート・ジャーナルもAppleが同液晶の採用を検討していると昨年9月に伝えている。
ジャパンディスプレイが開発したフルアクティブは全方向のベゼルを最小0.5mmまでスリム化したフルベゼルディスプレイ。画面の縦横比は縦長の18:9で濡れた手でタッチパネルを操作しても誤操作しにくい機能も備え、中国のシャオミが昨年発売した「Mi Mix 2」にも採用された。
iPhone Xなどの有機ELは発色が良く、バックライトを必要としないため、省電力化に優れ、電池持ちが良く薄型化できるが、明るさや色域、色の再現性は有機ELもよくコストも安い。
なお、今年発売される6.1インチの液晶を採用する新型iPhoneは、顔認証「Face ID」を搭載するものの、iPhone 7シリーズ以前のカラフルな金属製のバックパネルを採用すると報じられている。金属の場合は充電効率が著しく低下するため、ワイヤレス充電に対応することはなさそうだ。
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