NTTドコモが5月24日からSIMロックの解除条件を変更すると発表した。今回の変更によってSIMロックを解除できるまでの期間が大幅に短縮され、一括払いなら即解除できる。
SIMロックを解除できる期間が180日から100日に短縮。即日解除も
SIMロックの解除条件が変更されるのは2015年5月以降に発売された機種。変更前に対象機種を購入した場合でも変更が適用される。もちろん、来週5月24日に発表するドコモの2017年夏モデルも対象だ。
これまでは端末の購入日から6ヶ月以上経過していることが解除の条件となっていたが、5月24日以降は解除できるまでの期間が短縮される。端末の支払い方法によって短縮期間が異なり、分割払いの場合は100日目から、一括払いの場合は購入日に即日解除できる。
ただし、「端末購入サポート」を適用した場合は一括払いであっても100日間は解除できない(端末購入サポート解除料を支払った場合は解除可能)。
これまでどおり、対象回線でSIMロックの解除実績がある場合は前回のSIMロック解除から100日以上経過した場合は即日解除できるほか、ドコモの回線契約を解約した場合は解約日から100日以内に限りSIMロック解除ができる。変更前は3ヶ月以内だったが数日間延長された形だ。
SIMロック解除の変更
分割購入した場合 | 端末の購入日から100日目からSIMロックを解除できる |
一括購入した場合 | 端末の購入日に即日SIMロックを解除できる |
auとソフトバンクもSIMロック解除期間短縮。格安SIMスマホ向けのSIMロックも今夏廃止
今回の変更は総務省の指針案によるものでドコモだけでなく、auやソフトバンクからも後日発表があるはずだ。
また、格安スマホ向けのSIMロックを廃止させる内容も総務省の指針には含まれていて今夏廃止される予定。現在、auとソフトバンクで購入したスマートフォンをUQ mobileやワイモバイルといったキャリアのサブブランド、その他の格安SIMで利用する場合、SIMロックの解除が必要になる。この格安スマホ向けのSIMロックはキャリアから格安SIMに移行しづらいような制限でドコモは課してない制限だ。
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