元アップルのエンジニアが開発した「Duet Display」が公開されました。このアプリはLightningケーブルやApple USBを使ってMacに接続すると、iPadやiPhoneをセカンドディスプレイとして利用することができるというもの。
深く眠りについていたiPadを棚から出して早速使ってみることにしました。
Duet Displayの使い方と設定方法
Duet Displayを利用するには、iPhoneやiPadにアプリをインストールするだけでなく、Macにもアプリのインストールが必要になります。
▼iOS向けのアプリはこちらからインストールが可能。対応機種はiOS 5.1.1以降の全てのデバイスと対応機種はかなり幅広いです。
カテゴリ:仕事効率化
Macのアプリは公式サイトからインストールが可能です。対応機種はOS X Mavericks以降の全てのデバイス。
公式サイトにアクセスして「Download Duet」をクリックすれば、zipファイルがダウンロードされます。
zipファイルを解凍すると、アプリケーションが表示されるのでアプリケーションフォルダに移動してから、起動しましょう。
すると、以下のようなメッセージが表示されるので、「Install and Restart」をクリック。クリック後、Macが再起動し、インストールが完了します。
今度は、iPhoneまたはiPadにて「Duet Display」を起動したあと、LightningケーブルまたはApple USBを使ってMacと接続しましょう。
すると、iPadにMacの画面が表示されるはず。
ちなみに、タッチディスプレイにも対応しているので指でMacを操作することができます。Macを指で操作するってのはちょっと楽しいけど違和感ありますね。
フレームレートと解像度を設定する
Duet Displayでは、フレームレートと解像度の2つを設定することができます。
設定は、メニューバーに表示されている「Duet Display」のアイコンをクリックしたあと、歯車のアイコンをクリック。解像度は「Resolution」、フレームレートは「Frame Rate」から設定の変更が可能です。
フレームレートを高く設定すれば、ヌルヌル動くようになり、解像度を高く設定すれば、よりキレイに画面が表示されますよ。
iPhoneとiPadの配置を設定する
iPadやiPhoneをMacの左に置いて使うか、右に置いて使うのか人それぞれだと思いますが、iPadの配置に応じて設定が必要になります。
配置の設定は、システム環境設定→ディスプレイと進んで、真ん中に表示される「配置」をクリックします。
iPadを示す四角形をドラッグ&ドロップすれば、配置を変更することができます。
「Launching Duet…」と表示されたまま動かないアナタへ
Macの画面が表示されず、ずっと「Launching Duet…」が表示されている人も結構いるんじゃないでしょうか。
この問題は、iPad miniやiPad 2など解像度の低いデバイスを横向きで使用することで発生するようです。これが不具合なのか仕様なのかわかりませんが、Duet Displayの開発チームも既にこの問題を認識している様子。
【UPDATE!】iOSアプリとMacアプリを最新版にアップデートすることで解消されます。
「Adjusting Resolutions」と表示されたまま動かないアナタへ
これも解像度の低いデバイスを横向きに使用することで表示されるメッセージ。
【UPDATE!】iOSアプリとMacアプリを最新版にアップデートすることで解消されます。
iPadをタッチ操作しても、リンゴマークしか押せないんだが
これも一部のiPadで起きているようです。今のところ確認できているのはiPad 2とiPad 3。バグが仕様かはわかりませんが、いまのところ回避する手立てはないみたいです。
遅延ゼロってホント?
遅延ゼロと謳われている「Duet Display」ですが、カーソルを合わせてクリックなどの細かい操作時にはちょっとしたラグが気になります。遅延はゼロではありません。遅延はあります。
遅延が気になる場合は、解像度を落とすことで多少は改善されるような気がします。
1000円払って買ってもうたやないか・・・
僕はiPadを横向きで使うことを想定していたんですが、それができずに落胆・・・。「誰が縦で使うんじゃー・・・」という気持ちをグッとこらえることができず、僕は返品することにしました。まぁ、もうちょっと安定してから再インストールを考えることにします。
▼あまり知られていませんが、iOSアプリも返品することが可能です。
コメントを残す