iOSとMacの標準ブラウザ「Safari」が強制終了またはクラッシュするといった報告が国内外で相次いでおり、Twitterのトレンドにもリストアップされています。
手元のiPhoneで確認したところ、検索バーのタップ/クリック、全てのタブを終了、Safariを起動するだけで強制終了する不具合が確認できました。
Safariが強制終了する場合の対処方法
Safariが強制終了する不具合が確認できたのはiOS 9.2.1のiPhone 6sとiOS 8.4.1のiPhone 5s。特定のバージョンまたは端末で発生するわけではなく、複数の端末で不具合が発生することから大きな話題になっているようです。
また、Macでは検索バーに文字を入力しても画面に反映されない不具合が発生しています。
確認されている対処方法は、iOSなら「設定」→「Safari」→「Safari検索候補」または「Spolightの検索候補」をオフにして、Safariを再起動します。
Macなら「Safariの環境設定」→「検索」→「Safariの検索候補を含める」または「Spolightの検索候補を含める」のチェックを外すことで不具合を回避することができます。
また、Safariの検索候補が利用できない「プライベートブラウズ」モードを利用すると、設定を変更することなく、強制終了を回避することができます。
なお、Safariの検索候補/Spotlightの検索候補は、iOS 8とOS X Yosemiteで追加された新機能。同機能をオンにすることで、ウェブだけでなく、AppStoreやiTunes Store、Wikipediaなどを含めたキーワード検索が可能になります。
システムの稼働状況を確認したところ、「Spotlightの検索候補」に問題の報告はあがっていませんが、同機能をオフにすると回避できることから何らかの不具合が発生しているようです。
2016/01/28 11:30 更新:アップルが不具合を修正
アップルはSafariが強制終了する不具合を修正したようです。アップデートは必要はなく、iOSなら「設定」→「Safari」→「履歴とWebサイトデータを消去」→「履歴とデータを消去」をタップします。
Macならツールバーの「Safari」または「履歴」→「履歴を消去」をクリックします。これで、「Safari検索候補」をオンにしてもSafariが強制終了することなく、使用できます。