Googleが昨年発売した「Pixel」を購入すると写真や動画をクラウドに保存できる「Googleフォト」を無制限・無圧縮で利用できるプレゼントしているが、AppleはiPhone 8/Xの購入者に対して同様の特典を考えているかもしれない。
Apple Musicと200GBのiCloudが1年間無料に?
iPhone 8/Xの販売価格は全容量が10万円以上に設定されると複数紙が報じている。iPhone 8シリーズは64GB/256GB/512GBのラインナップになるようだが、最低容量の64GBでもiPhone 7 Plusの最大容量256GBを上回ることになる。
消費者の負担は非常に大きい。そこでAppleは自社が提供するサービスを特典として提供することで負担を和らげる計画があるのかもしれない。
バークレイズのアナリスト、Mark Moskowitz氏らはiPhone 8/Xの購入特典として定額制の音楽配信サービス「Apple Music」とクラウドストレージ「iCloud」の200GB利用権を1年間無料提供すると予想している。合計16,560円の特典で予想販売価格から差し引くと83,440円となり、iPhone 7 Plus・32GBの販売価格、85,800円よりも安くなる。
Apple MusicとiCloudの無料提供は購入者だけでなく、提供するAppleにも大きなメリットがある。特に写真や動画、iPhoneのバックアップを保存する「iCloud」は、保存データをPCに退避させるなどしない限り、行き場がなくなるため翌年以降、有料で契約せざるを得ない状況になってしまう。
なお、Appleの収益源の柱は3ヶ月で248億4600万ドルを稼ぐ「iPhone」だが、2位は72億6600万ドルを稼ぐApple MusicやiCloudなどを含む「サービス」となっている。サービス部門の収益は2017年第3四半期に過去最高の収益を記録するなど非常に好調。無料で提供しても翌年から回収できるとの考えもあるかもしれない。
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