全国のマクドナルド約2,900店舗(一部を除く)で2017年8月1日から「Suica」「PASMO」などの交通系電子マネーによる支払いに対応した。iPhoneやApple WatchでApple Pay(Suica)を使って支払いもできる。これまでは「iD」「楽天Edy」「WAON」に対応していたが、交通系電子マネーの対応を求める声が多かった。
今後はクレジットカードの支払いにも対応
8月1日からマクドナルドで支払いが可能になった交通系電子マネーは「Kitaca」、「Suica」、「PASMO」、「TOICA」、「manaca(マナカ)」、「ICOCA」、「SUGOCA」、「nimoca」、「はやかけん」の9種類。セブンイレブンなどイトーヨーカドーグループで利用できる電子マネー「nanaco」にも対応した。今後は「Visa」「MasterCard」などのクレジットカードに加え、「Visa payWave」「Mastercard コンタクトレス」といったNFCを使った決済サービスにも対応する予定だ。
Suicaはカードタイプはもちろん、Androidでは「モバイルSuica」アプリ、iPhoneでは「Suica」アプリ内でSuicaを新規発行することでスマートフォンを読み取り機にかざして支払いができる(Suicaの新規発行の手順はこちら)
マクドナルドでは、2016年6月から無料Wi-Fiサービスの提供を開始。現在では全国1600店舗以上で利用できる。1回1時間の制限はあるものの、再接続することで延長が可能、通信速度は混雑した時間帯でも10Mbpsを大きく超えるほか、電源環境も充実しているため、子どもが集まる時間帯を除けば作業場所としても利用できる(マクドナルド無料Wi-Fiの使い方はこちら)
また、ポケモンGOのスポンサースポットとなっているため、ゲーム内にマクドナルドの店舗がジムやポケストップとして登場する。開発元のナイアンティックによれば日本マクドナルドとのパートナーシップ契約によって約5億人がマクドナルドに集客(5月時点の報道)するなど大きな効果があったようだ。去年、起きたスマホゲーム史上最大とも言えるブームは過ぎ去ったが、今年は第2世代のポケモンが追加、今夏は待望の「伝説のポケモン」がゲーム内に登場するなど集客要素はまだありそうだ。
今回の交通系電子マネー対応によってサイフを持たずにスマートフォンだけでハンバーガーの購入、店内での無料Wi-Fi利用、ポケモンGOのプレイができる。これまでよりも気軽にマクドナルドに足が運べるのはもちろん、今日サイフを自宅に忘れてしまった人がマクドナルドに駆け込むことも増えそうだ。