1月15日、パズル&ドラゴンズ――通称「パズドラ」を運営するガンホーがAppleのApp Store審査ガイドラインの改定により、レアガチャのモンスターごとの的中確率を表示すると発表した。
ガイドライン改定で各モンスターの当選確率を明示
Appleは昨年12月にApp Store審査ガイドラインを改定した。改定したのはApp内課金の項目で「“ルートボックス”またはランダム型の課金アイテムを提供する場合、ユーザーが購入する前にアイテムの種類ごとに配布確率を表記しなければいけない。」の一文を追加している。
日本だけではなく、世界的に問題になっているガチャ問題についにAppleがメスを入れたというわけだ。ガチャの確率を表示していないスマホゲームは非常に多く、日本のパズドラやモンストも確率を表示していなかったが、パズドラは近日中に配信するアップデートで確率を表示することを決めた。
なお、パズドラではランダムでモンスターをゲットできる「ガチャ」としてアプリ内課金等で入手できる魔法石を消費して行う「レアガチャ」のほかに無料で引ける友情ガチャやゲーム内メールから行うガチャがあるが、今回の確率表示の対象はレアガチャのみとなる。
ガチャの確率表示は運営も発表しているとおりAppleのガイドライン改定によるものだが、iOS版だけでなく、AndroidやKindle Fire版といったすべてのOSでレアガチャの確率を表示する。また、確率は「ファイアーエムブレムヒーローズ」のようにモンスターのランクごとではなく、各モンスターごとに細かく表示するそうだ。
まずはパズドラが対応を明言したことでモンストなど他のアプリも追従することになるはずだ。ただし、表示されている確率がホントかウソかをユーザーはもちろんAppleも判断することができない。実際に明示されている確率と内部の確率に意図的な違いを持たせることはカンタンで今後は確率の信憑性も問題になるかもしれない。
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