ドコモの住信SBIネット銀行買収で使い勝手改悪の不安の声、前田社長はdアカウント「改善していく」と明言
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
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NTTドコモは、住信SBIネット銀行の買収を正式発表しました。
これによりドコモは銀行業に本格参入し、スマートフォン1つで貯金、決済、投資、保険、融資、ポイントに至るまでまとめて利用できる環境が整うことになります。
ドコモは今後、複数のサービス利用に応じてdポイントの特典を付与する方針も示しています。
一方で、SNSでは「住信SBIネット銀行の使いやすさが損なわれるのでは?」といった懸念の声も見られます。特に、ドコモのdアカウントはログインのしづらさや操作性の悪さがたびたび指摘されており、今後の連携でユーザー体験がどう変わるのかが注目されています。
記者会見では以下のような質問が挙がりました。
SBIのアプリやサービスは使いやすい一方で、dアカウントはログインできなかったり使い勝手が悪い。セキュリティも重要だが、dアカウントの改善予定はあるか?
この問いに対してNTTの前田社長は「もちろんある」と改善の意思を明確に示しました。
前田社長は、dアカウントの使い勝手について「かなり多くの指摘をいただいている」と認めた上で、すでに改善に向けた検討・開発を進めていると説明。「SBIとの連携時にボトルネックとならないよう取り組んでいく」とし、ユーザーの利便性に配慮する姿勢を示しました。
また、住信SBIネット銀行のサービスについては「UI、UXに優れた部分がある。我々のサービスにも反映しながら連携を進めていきたい」と述べ、既存のSBIサービスの良さを尊重しつつ、ドコモ側の改善につなげる方針も明かしています。
- 「ドコモ銀行」誕生か。ドコモが住信SBIネット銀行を買収報道
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