iPhone 17 / Airの「5G+」アンテナ表示って何?5Gとの違いは?
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

ついに発売されたiPhone 17シリーズとiPhone Air。すでにデータ移行やeSIMの設定を終えて、さっそく使い始めた人も多いのではないでしょうか。
画面右上のアンテナ表示(ピクト表示)を見てみてください。「5G+」と表示されていませんか?これは、高速な5G Sub6で通信していることを示しています。
「5G+」って何?
これまでのiPhoneでは、ほとんどの場面で「4G」または「5G」と表示されていましたが、新しいiPhone 17シリーズとiPhone Airでは「5G+」が加わります。
「5G+」は、ミリ波やSub6(日本版のiPhoneはミリ波非対応)といった、より高い周波数に接続しているときに表示されます。
対応機種
「5G+」の表示は、2025年4月にKDDIが国内で初めて導入しました。この発表以降に発売されるモデルが対応しているため、iPhone 16シリーズ以前の機種では表示されません。
また他のキャリアでも「5G+」の表示が始まったことを確認していますが、今のところ詳細は発表されていないようです。
「5G」表示のガッカリを解消
5Gが始まった当初は「2時間の映画も秒でダウンロードできる」と言われながら、実際には「5Gと表示されてるのに全然速くない…」と感じた人も多かったはず。
これは“なんちゃって5G”、つまり4G周波数の5Gにつながっているときも「5G」と表示されるからです。
- 5G+:5G周波数の5Gにつながっている(通信時のみ)
- 5G:4Gまたは5G周波数の5Gにつながる/つながっている
新しいiPhoneの「5G+」表示は、その不満を解消するものです。
実際に高速通信できるかは状況等で異なるものの、一応は期待していた高速な5Gにつながっていることがひと目でわかります。
ただ注意点もあります。待受時(通信していないとき)はこれまでどおり「5G」と表示されます。「5G+」と表示されるのは通信しているときだけです。
それでも、普段よく過ごす場所で「5G+」を見かけたら、そこは本来の5Gによる高速通信が使えるエリアの目印になります。近くのカフェで快適に動画を見たり、インターネット共有(テザリング)で作業したりするのに役立つかもしれません。
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