UQ mobile、35GBプランを月660円割引。通信品質でahamo・楽天モバイルを刈り取りへ
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

UQ mobileが、月額料金を660円割り引く「UQコミコミおトク割」を6月25日から提供開始します。
割引対象は、月間35GBのデータ容量と1回10分以内の国内通話かけ放題に加え、ローソンでの買い物などがおトクになるPontaパス、NetflixやYouTube Premium、Amazonプライムなどの対象サービスに加入すると最大20%のPontaポイントが還元される「サブスクぷらすポイント」がセットになった料金プラン「コミコミプランバリュー」です。
さらに、スマホと衛星の直接通信サービス「au Starlink Direct専用プラン+」も、月額料金無料で利用できます。
コミコミプランバリューが13カ月間、月額3,168円に
コミコミプランバリューの月額料金は通常3,828円ですが、UQコミコミおトク割によって660円が割り引かれ、最大13カ月間は月額3,168円で利用できます。
割引期間は加入月から最大13カ月間。さらに、コミコミプランバリュー加入から13カ月目の末日時点でau PAY ゴールドカードを持っている場合は、14カ月目以降も割引が継続されます。au PAY ゴールドカードの家族カードも対象です。
今回の割引によって、35GBのデータ容量、10分以内の国内通話かけ放題、Pontaパスなどを含むコミコミプランバリューを、より割安な料金で利用できるようになります。
月額3,168円でahamo・楽天モバイルと同水準に
今回の割引で注目したいのは、コミコミプランバリューの料金が月額3,828円から3,168円まで下がることです。
月額3,168円は、ahamoの月額2,970円に近い価格帯であり、楽天モバイルが家族割適用時に打ち出す20GB超過後の料金と同額です。
つまり、UQ mobileは35GB、10分通話定額、Pontaパスなどを含めた内容を、ahamoや楽天モバイルと比較される価格帯まで引き下げたことになります。
| UQ mobile | ahamo | 楽天モバイル | |
|---|---|---|---|
| 対象プラン | コミコミプランバリュー | ahamo | Rakuten最強プラン |
| 月間データ容量 | 35GB | 30GB | 20GB超過後は無制限 |
| 月額料金 | 3,828円 | 2,970円 | 3,278円 |
| 割引適用後の料金 | 3,168円 | ー | 3,168円※家族割適用時 |
| 国内通話 | 1回10分以内の通話がかけ放題 | 1回5分以内の通話が無料 | Rakuten Link利用で無料 |
| 主な付帯サービス |
|
海外データ通信30GBまで無料 | データ利用量に応じて料金が変動 |
KDDIの狙いは、Opensignal社の通信体感分析結果で4連覇を達成したau回線の通信品質を武器に、通信品質に不満を持つahamo(ドコモ)と楽天モバイルのユーザーを奪うことでしょう。
ただし、コミコミプランバリューは月間35GBまでのプランです。楽天モバイルで毎月50GB、100GBと使うユーザーではなく、20GBを超えるものの、データ使い放題までは必要ない層を狙ったものと考えられます。
KDDI側から見ても、ネットワークへの負荷が大きいヘビーユーザーを範囲外にしながら、一番旨味のあるユーザーを取り込むことができます。
毎月30GB前後を使い、ドコモや楽天モバイルの通信品質に不満がある人にとって、高品質なau回線を使えるUQ mobileは現実的な乗り換え先になりそうです。
2つのサブブランドで通信品質に不満のあるユーザーを取り込み
KDDIは、povo2.0でも1.32TBの大容量トッピングを追加しました。
価格は39,240円。これは月平均にならすと月110GBを実質月3,270円で使える計算で、同容量を月額4,950円で使えるahamo大盛りよりも安価に利用できます。
また、1.32TBという超大容量のタンクから、ある月は50GB、翌月は10GBを消費するような柔軟な使い方もできるなど、ワントッピングでahamoと楽天モバイルを狙い撃ちした内容になっています。
とはいえ、回線を乗り換えるのは難しいという人には、24時間データ使い放題を10日分提供するなど、高品質なau回線を試しやすい新規契約者向けの取り組みも開始しています。
料金ではahamoや楽天モバイルと比較される水準まで引き下げ、通信品質ではau回線の強みを打ち出す。KDDIはpovoとUQ mobileの2つのサブブランドを使い分けながら、通信品質に不満を抱くユーザーの刈り取りを狙っているように見えます。




















コメントを残す