買うなら今のうち?iPhoneなど値上げを回避したApple製品まとめ

Yusuke Sakakura

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ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2026/06/26 11:04
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買うなら今のうち?iPhoneなど値上げを回避したApple製品まとめ

予想していたとおり、Appleが大幅な値上げを行いました。4年前の大規模な値上げを彷彿とさせるものです。

今回はMacやiPadを中心に価格が引き上げられ、モデルによっては4年前の大規模な値上げを金額ベースで上回っています。

一方で、今回の値上げは2022年7月のようにほぼすべての製品に及んだわけではありません。iPhone、Apple Watch、AirPodsといった人気製品は、今のところ値上げを回避しています。

つまり、これらの製品は今が買いのタイミングかもしれません。この記事では、今回の値上げで価格が据え置かれたApple製品と、今買うべき理由をまとめます。

値上げされなかった製品こそ、今が買い時か

4年前の大規模な値上げは、急速な円安を背景としたものでした。そのため、iPhone、iPad、AirPodsなどの主要製品はもちろん、アクセサリにまで影響が及びました。

一方、今回の値上げの背景にあるのは、AI需要の拡大に伴うメモリやストレージ価格の高騰です。

実際、ティム・クックCEOは、メモリやストレージチップの価格高騰を背景に、Apple製品の値上げは避けられないとの見方を示していました。これまではApple側でコスト増を吸収し、ユーザーへの影響を抑えてきたものの、状況はすでに持続不可能になっていると説明しています。

こうした影響を受けやすいのが、MacやiPadです。

特にMacBook ProやMac Studioでは、10万円や20万円を超える値上げも確認されており、メモリやストレージのコスト上昇が価格に反映されたと考えられます。

また、今回の値上げは、Back to Schoolキャンペーンの時期とも重なります。Back to Schoolは、学生や教職員を対象に、MacやiPadの購入時にApple Gift Cardなどの特典を提供するAppleの恒例キャンペーンです。

MacやiPadは学生向け需要が大きく、新学期前は購入を検討する人が増える時期でもあります。通常であれば値上げは購入意欲を下げる要因になりますが、キャンペーンによって、値上げ分の一部を実質的に相殺できます。

つまり、学生向け需要が高まる時期を前に価格を見直しつつ、Back to Schoolキャンペーンの特典によって、値上げによる購入心理への影響を和らげる狙いがあった可能性があります。

iPhoneとAirPodsが値上げを回避できた理由とは?

今回、iPhone、Apple Watch、AirPodsは値上げの対象にはなっていません。

値上げされなかったApple製品
  • iPhone
    • iPhone 17 Pro / Pro Max
    • iPhone Air
    • iPhone 17e
    • iPhone 17
    • iPhone 16 / 16 Plus
  • Apple Watch
    • Apple Watch Series 11
    • Apple Watch Ultra 3
    • Apple Watch SE 3
    • Apple Watch Hermès系
  • AirPods
    • AirPods Pro 3
    • AirPods Max 2
    • AirPods 4 ANC
    • AirPods 4
  • AirTag
    • 1個入り
    • 4個入り
  • ディスプレイ
    • Studio Display
    • Studio Display XDR

理由として考えられるのは、これらが9月に新モデルの発表が見込まれるカテゴリであること、そしてメモリやストレージ価格高騰の影響を受けにくいことです。Appleは現行モデルをこのタイミングで値上げするのではなく、新製品の投入にあわせて価格体系を見直す余地を残した可能性があります。

2022年は、7月にiPhone 13の最低価格が19,000円引き上げられ、9月に登場したiPhone 14は、値上げ後のiPhone 13よりさらに2,000円高い価格で発売されました。円安による値上げでは、夏に既存モデルの価格を見直すことで、秋の新モデルでは比較的小さな上乗せにとどまりました。

しかし、今回は当時とは背景が異なります。2022年の値上げは急速な円安を反映したものでしたが、今回の値上げはAI需要の拡大に伴うメモリやストレージ価格の急騰が背景にあります。

Nothingのカール・ペイCEOは、今年発売したNothing Phone (4a)について、製品化を決めた時点から発売までの間にメモリコストが2倍になり、発売後から現在までにさらに2倍になったと説明しています。いまやメモリはスマートフォンの中でもっとも高価な部品になり、プロセッサやディスプレイより高くなることもあるとのことです。

メモリ価格の上昇がこのペースで続くのであれば、仮に現行のiPhoneをいま値上げしたとしても、秋の新モデル投入時にはさらに大きな価格改定が必要になる可能性があります。短期間に二度値上げすれば、ユーザーの混乱や反発を招きかねません。

そのため、Appleは現行のiPhone、Apple Watch、AirPodsの価格を今回は据え置き、秋の新モデル発表時にまとめて価格を見直す余地を残した可能性があります。

9月の新製品発表まであと約2ヶ月。次期モデルではなく、現行モデルを少しでも安く購入したいのであれば、価格が据え置かれている今が買いのタイミングと言えそうです。

例年の傾向では、新型iPhoneの発表後も標準モデルは一部が販売継続される一方、Proモデルは販売終了となることが多くあります。特にiPhone 18は来春発売と噂されていることから、iPhone 17は販売が継続される可能性が高い一方で、iPhone 17 Pro/17 Pro Maxは販売終了となる可能性が高いため、Proモデルを狙っている人は特に注意が必要です。

また、他メーカーの動向を見る限り、iPhone 17やiPhone 17eについても、来春の新型モデル発売まで価格が維持されるとは考えない方がいいでしょう。

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