Apple、iPadとMacの値上げ理由を「部品価格の急騰」と説明。iPhoneも安心できない理由
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

AppleがMacやiPadを中心に多くの製品を値上げしました。
今回の価格改定では、MacBook Neoが99,800円から114,800円に、MacBook Airが164,800円から194,800円に引き上げられています。MacBook ProやiPadシリーズも対象で、買い替えを検討していた人にとっては大きな痛手です。
一方で、すべての製品が値上げされたわけではありません。iPhone、Apple Watch、AirPods、AirTag、Studio Displayなどは、今回の価格改定後も据え置かれています。
とはいえ、据え置かれた製品も安心とは言い切れません。Appleは今回の値上げについて、部品価格の急騰が理由だと説明しています。
Apple、部品価格の急騰で値上げと説明
Appleは複数の海外メディアに共有した声明で、「これほど大きな部品価格の上昇が、これほど短期間で起きたのはこれまで見たことがない」と説明しています。
これまでは価格上昇分をApple側で吸収してきたものの、MacやiPadを含む複数の製品について、価格を引き上げざるを得ない段階に達したとしています。
We have never seen a component price increase this much, this quickly. We have shielded our customers from these increases so far, but we have now reached a point where we need to begin raising prices on a number of products, including today’s increases for iPad and Mac. We know this is not welcome news, and we are working tirelessly to find solutions.
具体的な部品名には触れられていませんが、ティム・クックCEOは先週のインタビューで、メモリ価格の上昇が大きな影響を与えていると説明していました。
同氏は、部品メーカーによる値上げの影響を最小限に抑え、消費者に負担が及ばないよう努めてきたものの、もはや持続不可能であり、価格の引き上げは避けられないとの考えを示していました。
他社が値上げに踏み切るなかでも、Appleは価格上昇の影響をかなりうまく吸収してきました。
たとえば、今年発売されたiPhone 17eでは価格を維持しながら、スペックと最低ストレージ容量を2倍に引き上げる驚きのアップグレードも行っています。今回の価格改定でも、iPhoneは値上げされていません。
ただ、MacやiPadではついに限界に達した形です。
さらに気になるのは、メモリ価格の上昇が今も続いていることです。来年以降もさらなる値上げが見込まれており、すでにコスト上昇の吸収が限界に達しているのであれば、今後のコストアップは製品価格により強く反映される可能性があります。
ほかのスマホメーカーがすでに値上げに踏み切っていることを考えると、今回、値上げを免れたiPhoneも、いずれ値上げは避けられないでしょう。
最もわかりやすいタイミングは新型iPhoneの発表日ですが、Appleが語るように、メモリ価格が過去に例を見ないほど急騰していることを考えると、そこまで価格を維持できるかはわかりません。
新型iPhoneの発表は約3ヶ月後に迫っていますが、次期モデルにこだわりがないのであれば、先送りするよりも、価格が据え置かれている今のうちに購入を検討した方がよさそうです。





















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