Appleは今年9月のスペシャルイベントで、AIがまったく新しい体験を可能にすると語りました。
そして、AIがより役立つのは、毎日使うアプリやサービス、製品をしっかりとつないだ時だと説明しています。
その中心となるのが、ユーザーのことを理解し、その人に合ったAI体験を提供する「インテリジェントなパーソナルハブ」。Appleは、その役割に最も適している製品がiPhoneだとしています。
そのiPhoneを中心としたAI体験を家庭に広げる新たなデバイスが、まもなく登場するようです。
iMac G4風デザイン。卓上版と壁掛け版を用意?
BloombergのMark Gurmanによると、Appleは10月13日に3つの新製品を発表するとのこと。
なかでも注目されるのが、6インチのディスプレイを搭載した新しいスマートホームハブです。
NEW: Apple will launch its next big thing on October 13, a major new smart home device with a display. Here’s an in-depth look at its design, features, apps, use cases and more — https://t.co/gbwQn2GIAP
— Mark Gurman (@markgurman) September 30, 2026
スマートホームハブには、卓上版と壁掛け版の2種類が用意されると報じられています。
卓上版は、丸い金属製のベースにスピーカーとマイクを内蔵し、金属製のアームでディスプレイを支える構造を採用。ディスプレイの角度を調整でき、かつてAppleが販売していたiMac G4に似たデザインになるとのこと。

一方の壁掛け版は、スピーカーとマイクを収めた薄型のベースを備え、壁に取り付けて使用します。
ディスプレイ部分はiPhoneと同じぐらいの厚さで、ホームボタンを備えていた旧世代のiPadに似たベゼルを採用すると報じられています。
HomePodシリーズと同じくバッテリーは搭載せず、USB-Cによる給電で動作するようです。
これまでHomePodは、音楽を聴いたり、Siriに話しかけたり、スマートホーム機器を操作したりと、音声中心のデバイスでした。
ここにディスプレイとカメラが加わることで、できることは一気に広がります。
Siriからの回答を画面で確認したり、家族とビデオ通話したり、写真を表示したり、スマートホーム機器を画面から操作したり。声だけでは難しかった情報も、画面を組み合わせることでわかりやすく確認できるようになります。
卓上版ならリビングやキッチン、寝室に。壁掛け版なら家族が集まる場所やスマートホーム機器を操作しやすい場所に設置するなど、生活に合わせた使い分けもできそうです。
Siri AIが中心に
HomePodにディスプレイが付くことも大きな変化ですが、最も重要なのは、スマートホームハブの中心にSiri AIが据えられることです。
スマートホームハブ向けに開発された新しいOSは、iOS、tvOS、watchOSの要素を組み合わせ、Siri AIを中心に設計されるとのこと。
音声と顔認識でユーザーを識別し、それぞれに合わせた体験を提供する機能も搭載されると報じられています。
インテリジェントなパーソナルハブであるiPhoneが持ち歩くAIなら、スマートホームハブは家に常設されるAIです。
例えば、キッチンではレシピを画面に表示しながら、声でタイマーをセットしたり、足りない調味料の代わりを聞いたり。出かける前には、天気や交通情報を画面で確認するといった使い方が考えられます。
さらに、カメラやマイクで人を識別することで、家族で1台を共有しながら、それぞれに合ったAI体験を利用できそうです。
Siri AIだけでなく、アプリにも対応します。
メッセージアプリは2ペインのレイアウトを採用するとのこと。
このほか、スマートホーム機器の操作をはじめ、ビデオ通話や音楽再生、写真のスライドショー、家の中で内線のように使えるインターコムにも対応すると報じられています。
気になる価格。HomePod miniとApple TVも刷新へ
気になるのは価格です。ディスプレイやカメラ、スピーカーなどを備える新カテゴリの製品だけに、それなりの価格になることも予想されます。
一方で、Appleはより手頃なHomePod miniの新モデルも準備しているほか、新型Apple TV 4Kも同時に発表する見込み。いずれもSiri AIをアピールする製品になると報じられています。
Siri AIは10月に日本語対応。日本でもすぐ使える?
気になるのは、スマートホームハブの中心となるSiri AIの日本語対応です。
現在、Siri AIは英語で提供されていますが、Appleは10月から日本語にもベータ版で対応すると発表しています。
すでにiOS 27.2のベータ版では日本語のSiri AIが利用できるようになっていることから、正式提供もそう遠くなさそうです。
スマートホームハブの発表時期と伝えられる10月13日と、日本語版Siri AIの提供時期とも重なります。
日本での発売時期や、発売当初から日本語のSiri AIを利用できるかはまだわかりませんが、これまで英語圏が先行することの多かったAppleのAI製品だけに、日本語対応とほぼ同じタイミングで新しいホームデバイスが登場することには期待したいところです。





















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