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Googleアシスタント、次期バージョンで劇的な高速化を実現〜「Pixel 4」対応も予告

Yusuke Sakakura

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ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2019/05/08 6:05
Googleアシスタント、次期バージョンで劇的な高速化を実現〜「Pixel 4」対応も予告

Googleが“次世代”と語る対話型AI「Googleアシスタント」を今年後半にリリースすると発表した。

次世代のGoogleアシスタントは、ユーザーの命令を理解して処理する速度が最大10倍も高速化され、OK Googleなしで連続した命令も可能になる。

驚くべき聞き取り能力を実現する次世代Googleアシスタント

Google I/O 2019のステージで発表された次世代Googleアシスタントは、野外会場でWi-Fiが飛び交う劣悪な環境ながら音声を正確に認識して次々とユーザーの命令に答えていった。

最初のデモは日常ではないようなアプリを連続的に起動していくというもの。音声を認識してからアプリを起動するまでの時間が非常に短く、会場からは思わず驚きの声があがった。

日常でよくあるデモも披露される。友だちからメッセージが届いて通知が表示されたあと「返信」と発して文章をそのまま声で入力するとメッセージに返信が完了した。さらに、「イエローストーンで撮影した写真を見せて」「動物と一緒に撮った写真」と命令し、写真をタップしたあと「ジャスティンに送信」と、さらに命令すると写真付きのメッセージが作成された。驚くべきなのはこの間で一度も「OK Google」を発さなかったことだ。

このほかにもメッセージアプリを起動したまま「フライト予定を教えて」と命令するとオーバーレイでフライト予定が表示され、アプリから離れないまま返信できるデモやメールでの長文を正確に聞き取るデモも披露された。

現在の音声入力やAIを使ったアシスタント機能はとても便利だが、レスポンスに時間がかかるため、使おうという気にならない人も多いはず。驚くべきスピードアップを遂げた次世代のGoogleアシスタントは、音声による命令を正しく解釈するためのAIモデルを100GBから0.5GBにスリム化させ、ネットワーク経由ではなくデバイス上で処理することでレスポンスが最大で10倍も高速化したという。

次世代のGoogleアシスタントは今年後半にリリースされる予定。新型Pixel(仮称: Pixel 4)で利用可能になることも発表された。今日発表されたばかりの最新スマートフォンPixel 3a / Pixel 3a XLといった既存のスマートフォンで利用できるかは不明だ。

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