2009年9月に事業再生ADRの手続きを申請し、現在経営再建中のウィルコムですが、先日ソフトバンクモバイルが支援企業として名乗りを上げたと一部報道がありました。
両社ともに否定していますが、火のないところに煙は立たないんですよね。
ウィルコムにソフトバンクが支援企業として名乗りを挙げたとの報道。
今朝の読売報道より、事業再建ADR手続きにより「抜本的な事業再生」中のウィルコムに、ソフトバンクが支援企業として名乗りを挙げていることが明らかになりました。2年ほどまえには2.5GHz帯の割り当てで激しく争った両社ですが、支援が実現すれば皮肉にも割り当てに敗れたソフトバンクが、割り当てを受けたものの次世代PHSの展開に苦戦しているウィルコムを救済するかたちになります。
情報元:「ウィルコム支援にソフトバンク名乗り」報道
これに対して3社は以下の様にコメントしています。ちなみに、カーライルはウィルコムの筆頭株主です。
当事者であるウィルコムは「そのような事実はない」とコメント。一方のソフトバンクも「憶測記事にはコメントはない」としている。また、カーライルでも「そのような事実はなく、すでに発表している通り、ADRの作業を進めているところ」とコメントしている。
情報元:ソフトバンクがウィルコム再建支援との報道、両社がコメント – ケータイ Watch
3社とも否定しているものの、最近の傾向ではこういう噂が立ってしまうと必ず実現しているんですよね。
ウィルコムとソフトバンクモバイルといえば、2.5GHz帯の免許割り当てを争った仲。結果的にウィルコム(とKDDI)が免許を取得する形になりましたが、もし、この報道が本当ならば敗れたソフトバンクモバイルが2.5GHz帯を使用したサービスを提供するでしょう。そうなった時は現行のPHSや次世代PHSなどどのように運用していくのか気になる所です。
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