NIKKEI NETにてGoogleのエンジニアリング担当のアンディ・ルービン氏が今後のAndroidケータイについてインタビューを受けており、その中で今後は2GHzのCPUを採用したAndroidが登場するだろうとコメントしています。
「アンドロイドの父」が語るグーグル携帯第2弾 モバイル-最新ニュース:IT-PLUS
――グーグルは1月5日に自社ブランドのスマートフォン「Nexus One」を発売した。しかし、一部報道によると売れ行きは決してよいとはいえない。
まず、Nexus Oneはシリーズの第1弾であることを理解してほしい。今後、Nexus Two、Nexus Threeが出ることはお分かりだろう。今回、本当の意味で新しいのは、ウェブサイト経由でグーグルが携帯電話を直販するということだ。
我々は、本来なら通信事業者やメーカーのものであるはずの流通チャネルを、ウェブサイトだけで構築した。今はまだ、Nexus Oneに対応する通信事業者は1社だが、すぐに英ボーダフォンと米ベライゾン・ワイヤレスが加わり、今後さらに増える予定だ。端末が1機種、通信事業者が1社という段階でこれだけの数字を売り上げたと考えれば、かなり満足できる。
――オンラインで買えるメリットがある半面、顧客サービスに不備が多くユーザーの不満を招いているという話もある。顧客満足度を向上させる計画はあるか。
もちろん、そのつもりだ。初期に購入したユーザーはすでにグーグルのサービスに慣れている人たちだろう。だから、手取り足取り教える必要はないと思っている。しかし、多くの端末を売るようになれば、裾野は広がる。これに向けて新しいカスタマーサポートを始めた。今後は購入前にユーザーが相談できる窓口なども計画している。
ただし端末の保証に関する質問は、すぐにメーカーにつなぐ。サービスプランや料金の質問は通信事業者につなぐ。この業界ではこれまでもそうやってきた。違うのは、最前線で行うプレ・セールスだ。グーグルのブランドを冠した端末なのだから、購入する人はグーグルのユーザーであり、直接相談できるようにしてサポートしたいと考えている。
――ハードウエアとしてのNexus Oneの魅力はどこにあるのか。
我々が「スーパーフォン」と呼んでいることからも明らかなように、高速処理が可能なチップを搭載している点だ。 Nexus Oneは動作周波数が1GHzのプロセッサーを使っているが、今後は2GHzのプロセッサーも次々に出てくるだろう。ノートパソコンよりもパワフルなプロセッサーを搭載することも当たり前になる。少し前まであり得なかったことが現実になっている今だからこそ、我々が携帯電話でできることがあると考えている。