先日、iPhone5の販売台数が計画よりも下回ったことで、Appleがシャープなど複数の製造メーカーに対して生産量を減らすよう求めたとお伝えしましたが、今度はiPadにも同様の報道がなされています。
iPad Retinaディスプレイモデルの液晶ディスプレイの生産量がほぼゼロに。
ロイターによると、シャープがiPad用の液晶ディスプレイの生産をほぼ停止したとのこと。また、LG電子など他の製造メーカーにおいても生産量を減らしているようです。Appleが生産量を減らしている原因については、Retinaディスプレイを搭載した第4世代のiPadから7インチ台の液晶ディスプレイを搭載した小型の「iPad mini」に需要が移ったことにより、第4世代のiPadの販売が伸び悩んでいるためと伝えています。
リリースタイミングの変更とライナップ増が裏目に
昨年、AppleはAndroidタブレットに対抗するため、iPadのリリースタイミングを短くし、さらには従来のモデルよりも小さいディスプレイを搭載した「iPad mini」をリリースするなどの対応策を取りました。ただし、今回の報道が真実なのであれば、自社の製品が自社の製品に食われるといった現象が生じていることとなり、他社にシェアを奪われてはいないものの、Appleの講じた策は成功とは言えない結果になりそうです。
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