PlayStation 5とPlayStation 4では、iPhoneやAndroidスマートフォンと接続することで多くの便利な機能を利用できます。
代表的な機能が「PSリモートプレイ」です。プレイステーション本体からゲームをストリーミングすることで、お気に入りのゲームを自宅や外出先からスマートフォンやiPadなどのタブレットからも楽しめます。
ほかにもスマホからゲームを購入・ダウンロードしておいて自宅に帰ったらすぐにゲームを始められるようにしたり、PS4ならスマートフォンのキーボードで文字を入力したり、PS5なら画像キャプチャをスマートフォンからリモートでダウンロードできます。
この記事では、PS5|PS4とスマートフォンを接続して使える「セカンドスクリーン」などの便利な機能や「リモートプレイ」で遊ぶ方法を解説します。
目次
PS5|PS4とスマホを接続すると何ができる?
PS5|PS4をスマホと接続すると以下のような機能が利用できます。
子供部屋や外出先からリモートでゲームを遊べる!!
PSリモートプレイは、テレビがない自宅や外出先からプレイステーションに接続してPS5|PS4のゲームをリモートでプレイできる機能です。
例えば、自分の部屋など自宅の好きな場所からリビングのPS5にアクセスしてタブレットでゆっくりプレイしたり、出張や旅行中など外出先からスマートフォンで自宅のPS5にアクセスして空き時間にゲームをプレイしてコツコツ経験値を貯めることもできます。
他にもゲームの切り替えやホーム画面の表示、本体メニューの操作が可能です。
ボイスチャット
スマートフォン本体のスピーカーやマイクを使ってフレンドとテキストチャットまたはボイスチャットすることも可能です。
リモートプレイ時にスマホ本体にイヤホンやヘッドセットをつなげてボイスチャットもできます。マイクはスマートフォン内蔵のマイクを使うことになります。また、録画したゲーム動画に音声を入れてSNSにシェアすることも可能です。
ゲームのリモート購入とダウンロード
プレイステーションの公式アプリを利用すれば、リモートでゲームを購入したり、ダウンロードも可能です。
データ容量の大きいゲームはダウンロード時間が非常に長いので、外出先からスマートフォンを使って事前にダウンロードしておくと、帰宅してからすぐにプレイできます。
スマホのキーボードで文字入力
PlayStationの画面キーボードは非常に使いづらいため、アプリやサービスにログインしたり、チャットを利用する時の文字入力が苦でしかありません。
PlayStation 4と専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを接続すれば、フリック入力など使い慣れた方法で快適に文字入力できます。
利用するには専用アプリ「セカンドスクリーン」が必要ですが、残念ながらアプリはPS4のみ対応。PS5では利用できません。
なお、PSリモートプレイでもスマートフォンのキーボードを使って文字入力できますが、NetflixやYouTubeなどメディアアプリを起動するとPSリモートプレイが切断されるため、利用機会は多くありません。
その他
上記のほかにも電源を切り忘れたPS5|PS4の電源をレストモードまたはスタンバイモードにしたり、フレンドのオンライン状況をスマホで確認したり、PS4のゲーム上のマップをスマートフォンで表示することができます。
- 電源を切り忘れたプレイステーションをスタンバイモードにする
- フレンドのオンライン状況の確認
- ゲーム上のマップをスマホで表示(PS4のみ)
- トロフィーの獲得状況をチェックする
- 購入したゲームの確認など
「PSリモートプレイ」で遊ぶ
PSリモートプレイで遊ぶには対応スマートフォンに専用アプリをダウンロードして設定が必要になります。
事前に対応機種やリモートプレイをするために必要なもの、必要な環境をチェックしてください。なお、リモートプレイは無料で遊べます。
PSリモートプレイに必要なもの
PSリモートプレイに必要なものは以下の通りです。なお、スマートフォンのモバイルデータ通信でも利用できますが、大量にギガを消費することから使い放題のプランやpovoの24時間データ使い放題トッピングの利用をオススメします。
- Wi-Fiなど同じネットワークに接続したPS5|PS4
- PSリモートプレイ対応のスマートフォンやタブレット
- 必要であればPS5のワイヤレスコントローラー「DualSense」またはPS4のワイヤレスコントローラー「DUALSHOCK 4」
- 5Mbp以上のインターネット環境。より良い環境でリモートプレイするには、最低15Mbpsの高速なモバイルデータ通信またはWi-Fiによるインターネット接続
- PSリモートプレイに対応したPlayStationゲーム
PSリモートプレイの対応機種
PSリモートプレイの対応機種はAndroid 7.0以降のスマートフォンやタブレットとiOS 13以降のiPhoneやiPad、iPod touchです。
PSリモートプレイの設定方法
PSリモートプレイで遊ぶにはプレイステーションとスマートフォンの両方で事前設定が必要になります。以下の手順に従ってセットアップしてください。
なお、リモートプレイを利用するために必要な専用アプリをiPhoneとiPadはApp Storeからダウンロード、AndroidはGoogle Playからダウンロードしておきましょう。
1. PS5|PS4でリモートプレイをオンにする
2. スマートフォンでリモートプレイをオンにする
PSリモートプレイの操作方法と遊び方
PSリモートプレイでは、スマートフォンの画面に表示されるコントローラーを操作してゲームを遊んだり、PS本体の設定を変えたり、使わないときに電源をレストモードにできます。
コントローラーはスマホを縦向きにすると画面の下半分にコントローラーが表示され、横向きの場合はプレイ映像に重なる形で画面全体がコントローラーになります。
縦向きにするとプレイ映像全体がタッチパッドになり、縦向きでも横向きでもタッチパッドを2回タップすると、タッチパッドボタンの操作が可能。画面上に表示されていないL3/R3ボタンは、アナログスティックを2回タップして操作します。
画面コントローラーを操作してプレイするのは現実的ではないので、スマートフォンとワイヤレスコントローラーを接続して遊ぶのがおすすめです。
PSリモートプレイを終了する(レストモード)
PSリモートプレイを終了する手順は以下の通りです。PS5|PS4を使わない場合はレストモードにして終了しましょう。
プレステ公式アプリでPS5|PS4を操作する
プレイステーション公式アプリをダウンロードして、PS5|PS4とスマートフォンを接続するとゲームのリモート購入・ダウンロードやフレンドとのチャット、オンライン状況や獲得したトロフィの確認ができます。
あらかじめプレイステーション公式アプリをiPhoneとiPadはApp Storeからダウンロード、AndroidはGoogle Playからダウンロードしておきましょう。
公式アプリのセットアップ
ゲームをリモートで購入・ダウンロードする
フレンドとチャットする
フレンドのオンライン状況を確認する
PS4限定:「セカンドスクリーン」の使い方
セカンドスクリーンはスマートフォンを使ってプレイステーションを操作できる便利な機能です。
例えば、スマートフォンのキーボードでフリックを使って文字入力したり、画面上に表示されるコントローラーを使ってプレイステーションを操作したり、セカンドスクリーン対応のゲームでは、マップなどゲームに関連する情報をスマートフォンに表示することができます。
なお、セカンドスクリーンに対応するプレイステーションはPS4とPS Vitaのみ。ここではPS4での設定方法と使い方を解説します。
セカンドスクリーンの設定方法
セカンドスクリーンを利用するには事前にアプリのダウンロードやPS4本体を操作しての設定が必要になります。
iPhoneとiPadはApp Storeからダウンロード、AndroidはGoogle Playからダウンロードしておきましょう。
1. PS4で認証コードを表示する
2. 認証コードをスマートフォンで入力する
スマホのキーボードで文字入力する
セカンドスクリーンを使えば、PlayStation Storeでダウンロードするゲームの検索やチャット、アプリのログイン画面など、文字入力が必要なときにスマートフォンで簡単に文字入力できます。
特に便利なのはPlayStation Networkや各種アプリにログインするなどパスワードの入力が必要な時です。パスワード管理アプリを使用しているなど長文のパスワードもコピペで簡単に入力可能です。
スマホの画面コントローラーで操作する
セカンドスクリーンでは、スマホを使ってプレイステーションを操作できます。
なお、ゲーム画面を操作することはできません。
PS4をスタンバイモードにする
PS4をスタンバイモードにしたい時もセカンドスクリーンが利用できます。
PS5|PS4のコントローラーとスマホを接続する
PS5|PS4のコントローラーとiPhone、iPad、Androidスマートフォン・タブレットを接続する方法は以下の記事で詳しく解説しています。
なお、PS4のワイヤレスコントローラー「DUALSHOCK 4」を利用するには、Android 10以降の一部機種とiOS 13およびiPadOS 13以降が必要。PS5のワイヤレスコントローラー「DualSense」は、Android 12以降のデバイスとiOS 14.5およびiPadOS 14.5以降のデバイスで利用できます。