日本時間6月24日、Appleがフルワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」向けに最新となるファームウェア・アップデートの配信を開始した。
ファームウェア・アップデートを適用するとファームウェアバージョンが「2D27」に変わる。
WWDC 2020でAirPodsの新機能が発表
iOS/iPadOS向けに配信されるソフトウェア・アップデートと違って、AirPodsのファームウェア・アップデートの内容はいつもどおり公開されていない。
Appleは、23日に実施したWWDC 2020のスペシャルイベント基調講演でAirPods Pro向けに映画館のような指向性サウンドが楽しめる空間オーディオ機能を提供することを発表。また、手に取ったApple製のデバイスに自動で接続する新機能も明らかにしており、今回のアップデートはそれらに関連する可能性もある。
また、昨年12月に配信されたアップデート“2C54”では音質の調整が含まれており、低音域の精度が大幅に改善された一方で、低音域のノイズキャンセリング性能が大幅に低下したと報告されている。その後、Appleは“2C54”のアップデートを取り下げた。アクティブノイズキャンセリングに変化はあったのかも気になるところだ。
なお、ファームウェア・アップデートは、順次配信でiPhoneまたはiPadと接続したAirPodsをケースに入れて充電することで自動的に適用される。アップデートを確認する方法は以下のとおり。アップデートを手動で適用する方法は用意されていない。
- 1. 設定画面で「一般」に進む
- 2. 「情報」を選択
- 3. スクロールして「XXXのAirPods」または「XXXのAirPods Pro」を選択
- 4. “ファームウェアバージョン“を確認する
- 5. 最新版にアップデートされていれば「2D27」と表示される