現地時間9月3日に正式配信が噂されている「Android 10」では、歴代続いていたアルファベット順に命名されたお菓子のコードネームが廃止になった。
廃止の理由についてバージョンの前後関係など世界中のユーザーに正しく理解してもらうため、混乱しないように、と説明。ユーザーからは「“Q”から始まるお菓子が見つからなかったのでは?」という声もあったがGoogleはこれを否定している。
本物のコードネームは廃止されず
GoogleがYouTubeで公開した1本の動画で「Android 10」に関する裏側などが語られた。
Google I/Oなどで度々登場するAndroidエンジニアリング担当副社長のDave Burkeは、幻になった「Android 10」のお菓子コードネームについて“Queen Cake”になる予定だったことを明かしている。
“Queen Cake”は、クイーン・エリザベス・ケーキとしても知られているココナッツがふりかけられたオールドファッションのデザート。9to5Googleによるとカナダ以外ではあまり知られていないという。
KitKat(Android 4.4)が“Key Lime Pie”、Marshmallow(Android 6.0)が“Macadamia Nut Cookie”と呼ばれたようにAndroidにはコードネームのコードネームが存在するが、Android 10は内部で“Quince Tart”と呼ばれていることも明かされた。今後も本当のコードネームが廃止されることはないとのこと。
「3ボタン操作を使うユーザーは少数になる」
Burkeは「Android 10」の最も大きな変化の1つになる新しい操作方法「ジェスチャーナビゲーション」についても語った。
「Android 10」ではついに戻るボタンが削除され、完全なジェスチャー化を果たすが、アプリ履歴ボタンを削除したAndroid 9を“中間ステップ”だったと説明。Android最大のメリットと評価され続けた戻るボタンが廃止された新しい操作方法をAndroidユーザーがすんなり受け入れるとは思えないが、Burkeは3つのボタンを使った従来の操作方法を利用するユーザーは少数だろうとの見方を示した。
Pixel以外のスマートフォンがどうなるかはわからないが、ピュアな「Android 10」では、3ボタン操作やAndroid 9の中間ステップ的なジェスチャー操作もオプションとして用意される。
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