GoogleによればAndroid 11は過去最速ペースで普及しているそうだ。最新の調査によると米国では5人に1人がAndroid 11にアップデートされたスマートフォンやタブレットを利用しているという。
一方、日本では10人に1人も利用せずAndroid 8よりも利用者が少ないことがわかった。
Project Trebleで最新OSの普及が速やかに
アクセス解析ツールやブラウザの市場シェアなどを提供しているStatCounterの最新調査によると、Android 11デバイスの普及率が急速に加速し、米国でのシェアは全Androidの20%を占めているとのこと。
なお、日本のシェアを見てみるとAndroid 10が39%で最も多く、Android 9の24%、Android 8の10%と続いてようやく6%のAndroid 11がランクインする。地域別で見ると英語圏でAndroid 11のシェアが高い傾向にあり、次いでヨーロッパ、非英語圏のアジアやアフリカ、南米は普及率が低い。
なぜここに来てAndroid 11の普及率が伸びているのか。Googleはメーカーが「Project Treble」を利用してOSのアップデートを高速化したことを理由に挙げている。
Project TrebleはAndroidのコアから各メーカー固有の実装部分を切り離し、影響範囲を限定するなどしてアップデートの提供をカンタンかつ高速化する取り組み。
昨年末にはQualcommとの提携により、Snapdragonのチップセット(Snapdragon 888前後から対応)を採用するAndroidデバイスにおいて4つのメジャーOS(発売時のOS+3回のOSアップグレード)と4年間のセキュリティアップデートを提供すると発表。これからはアップデートの早期提供だけでなく長期提供にも大きな影響を与えそうだ。
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