今年秋ごろの正式配信に先駆けて開発者向けのデベロッパープレビュー版のリリースが近く配信されるAndroid 12
現在、AndroidではOS標準で片手操作モードに対応しておらず各メーカーが独自実装していたが、ようやく片手操作モードに対応するかもしれない。
正式実装されればGoogleのPixelスマートフォンでも快適に片手操作が可能になる。
画面を縮小表示する片手操作モード
XDA Developersによると、GoogleはAndroid 12にて片手操作モードの開発を行っているという。Pixelスマートフォン独自のものではなく、各メーカーが利用するAOSP版に収録するためのものでAndroid 12を搭載するスマートフォンであれば利用できるかもしれない。ただし、Googleが各メーカーに対して実装を強制するかは不明だ。
OS標準の片手操作モードでは、画面サイズを40%に縮小することができるという。iPhoneのように上から下に画面がスライドするタイプではなく、Androidスマートフォンでよく見られる画面を縮小表示するタイプになるようだ。
片手操作モードを起動するには3ボタンまたはジェスチャーナビゲーションを使用するとのこと。片手操作モードの各種設定は設定画面のシステム>ジェスチャーで行えるとのことで3ボタンやジェスチャーナビゲーションを使った起動は理にかなっている。
Googleは今月中にもデベロッパープレビュー版のAndroid 12をリリースすると予想されるが、デベロッパープレビュー版の初期段階で片手操作モードが利用できるかはわからない。
Android 11の開発段階で実装されながらも新型コロナウイルス感染拡大によるリソース不足で断念せざるを得なかった全画面スクリーンショットのようにコードでは実装されながらも実際には使えないことも珍しくない。正式版でも利用できない可能性はあるがGoogleが実装に動き出したことは大きな注目に値する。
なお、Android 12では自動で容量を節約できるハイバネーションや背面タップを使ったショートカット機能、デザイン/インターフェースの大幅な刷新が噂されている。
コメントを残す