今年後半に正式版、今月中にはデベロッパープレビュー版が公開される可能性の高いAndroid 12がリークされた。
Android 12の変更点をまとめたドキュメントのドラフト版が流出し、ドキュメントに含まれていた新しいデザイン/インターフェースや機能の追加・変更を確認できるスクリーンショットが公開されている。
新デザインの通知パネルと新しいウィジェット
今回、流出したAndroid 12のスクリーンショットが本物と言い切ることはできないが、XDA Developerに情報を提供した人物には複数の実績があることなどから信ぴょう性は高いようだ。
まずは、アップデートのたびに見直されている通知パネルがAndroid 12で大幅にアップデートされるという。
これまで通知パネルの背景は意味もなく透明化されていたが、Android 12の通知パネルはベージュで塗りつぶされ、各通知の角がより大きくラウンドカットされるなど見た目が大幅に変更されている。
左のコーナーでは時間と日付の表示場所が入れ替わり、右コーナーのバッテリーアイコンにはパーセント表示の残量も追加されている。その上にある緑の背景に表示されるカメラとマイクのアイコンは、それぞれの機能を何らかのアプリやシステムが使用中であることを示している。
これはプライバシーを侵害する可能性のある機能がアクティブであるかを明示するもので、2年前のAndroid Qから開発を進めていた機能がようやく実装されるようだ。通知パネルの見た目の変化はデバイスやテーマによって変わるが、新しいプライバシー機能は実装が義務化されるとのこと。
小さくも大きくもある変更として通知パネルの画面上部に並ぶショートカットボタンが、これまでの6つから4つに減って各アイコンのサイズが大きくなっている。
AppleがiOS 14で追従してきたウィジェットも改善され、最近のメッセージや不在着信、ステータス(Facebookを通じた誕生日の通知など)を1つのウィジェットで確認できる新しいConversationウィジェットが追加されるようだ。
Googleはベータおよびデベロッパープレビュー版向けのフィードバックアプリをアップデートしており、例年3月までにプレビュー版が公開されていることからAndroid 12の配信が間近に迫っているようだ。
ただし、デベロッパープレビュー版でも機能は徐々に追加されていくため、今回明らかになったデザインや新機能が初期版に含まれるかはわからない。
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