例年どおりであれば数週間後に公開されるデベロッパープレビュー版のAndroid 12
これまでにキャッシュを自動で削除するなどスマートフォン/タブレットの容量を自動節約できるハイバネーション機能が開発中であることがわかっているが、新たに背面タップで様々なアクションをショートカットで呼び出せるジェスチャー機能が発見された。
Appleが同様の機能をiOS 14に追加して高い評価を得たことを考えれば、多くのAndroidユーザーも同じ反応を示す可能性の高い注目の機能だ。
背面2回タップで様々な機能をショートカット起動
昨年公開されたデベロッパープレビュー版のAndroid 11で提供されたものの正式版で削除された新機能コードネーム“コロンブス”
現在のPixelスマートフォンではOK Google/Hey Googleと話したり、スマートフォンの本体を少しだけ強く握ったり、ホーム画面を斜め上にスワイプするとGoogleアシスタントをショートカットで起動できるが、“コロンブス”によって背面を2回タップすると、スクリーンショットの撮影など様々な機能を呼び出すことができる。
9to5Googleによれば、Googleはコロンブスを復活させるために開発を進めているという。誤作動の多発が正式提供されなかった原因とされているが、最新版のコロンブスでは感度調整が可能とのこと。もちろん動作しないように無効にすることもできる。
- スクリーンショットの撮影
- アプリスイッチャー
- タイマーの終了
- カメラの起動
- Googleアシスタントの起動
- メディアの再生、停止
- ステータスバーの折りたたみ
- 着信拒否
- アラームのスヌーズ
- 通知のピン解除
- ユーザーが選択したアクションの実行
コロンブスはPixelスマートフォン向けの機能とされているが、加速度センサーとジャイロスコープで背面のタップを検知して特定のアクションを実行するというカンタンなもの。
“ケースを付けていると使えない”といったことがなく、Soliチップが必要な「モーションセンス」のように特別なセンサーが不要のため、Pixelスマートフォン以外の多くのデバイスで使える可能性もある。
なお、コロンブスと同様に開発を進めながらも正式版のAndroid 11で提供されなかった機能として全画面スクリーンショットがある。Androidのエンジニアリングチームは全画面スクリーンショットについて「まだ開発は継続しているが、R(Android 11)には実装しない」とコメントしており、Android 12での提供に期待がかかる。
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