- Android 15 ベータ3では、アダプティブタイムアウトが電池持ちを改善します。
- スクリーンセーバーに新しいホームコントロール機能が追加されました。
- スクリーンショットのツールバーのUIが変更され、使いやすくなりました。
6月19日、GoogleがAndroid 15 ベータ3を公開しました。
ベータ3は最初のプラットフォーム安定版で、最終確定されたファイナルAPIを含んでいるため、アプリ開発者はAndroid 15対応アプリの最終テストが可能になります。
また、1ステップで認証可能なパスキーのUIアップデートや2024年6月のセキュリティパッチも含まれています。
Android 15 ベータ3の新機能と変更点
パスキーのUIアップデートはGoogleが公式にアナウンスしている変更ですが、それ以外にも多数の新機能や変更が発見されているため、以下で紹介します。なお、正式配信までに変更や削除される可能性があります。
アダプティブタイムアウト
電池持ちの改善に効果がある機能として「アダプティブタイムアウト」が追加されます。
現在は画面を見ている間はディスプレイをオフにしない「スクリーンアテンション」を利用できますが、アダプティブタイムアウトはスマホを使用していない時に画面を自動的にオフにするーースクリーンアテンションと反対の機能です。
近接センサーを使って、センサーの前に顔があるかどうかを検出。タイムアウトを短縮して画面をオフにすることで電池を節約できます。
なお、アダプティブタイムアウトはGoogle Pixel向けの機能と予想されます。
新しいスクリーンセーバー「ホームコントロール」
スクリーンセーバーには、新しいホームコントロールが追加され、スクリーンセーバーからGoogle Homeに登録したお気に入りのデバイスにアクセスできます。
スクリーンショットのUI変更
スクリーンショットの際に表示されるツールバーのUIが変更されました。
これまでは撮影した画面のプレビューがボタン横に表示されていましたが、ベータ3ではボタンの上に移動します。
かこって検索をアクションボタンから起動可能に
画面を丸で囲ったり、なぞるだけで検索ができる「かこって検索」をアクションボタンから利用できるようになりました。
これまではナビゲーションバーやホームボタンを長押ししていましたが、Pixel FoldやPixel Tabletではタスクバーの1番左に表示されるアクションボタンから起動できます。
アプリ名の短縮表示をキャンセル
ダウンロードしたすべてのアプリが表示されるドロワーにて、長すぎるアプリ名を短縮表示せず、通常1行のところ2行で表示できる「長いアプリ名の表示」オプションが追加されます。
手元の端末ではオプションをオンにしても正常に動作しません。
うまく認証できない顔認証や指紋認証の自動削除
追加された機能が多数あるなかで、マイクやその他のセンサーを使用してスマホがソファの上にあるときは振動を強く、机の上にあるときは振動を弱めるといったかゆいところに手が届く「アダプティブバイブレーション」が削除されました。
現段階で実装までにはまだ遠い機能として、顔認証や指紋認証がうまく機能しない場合(おそらく認証ミスを繰り返す場合)、OSが自動的に削除した上で再設定を促す機能がコードから確認されています。
Google Pixelでは、最大5つまでの指紋を登録可能ですが、登録したときはうまく動作しても実際に使用するときにうまく動作しないことがよくあります。このうまくいかない指紋を特定することは困難、または手間がかかりますが、OSがサポートしてくれます。
他にも設定項目の名称変更や既存機能のショートカットが追加されています。
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