今年5月に開催されるデベロッパーイベント「Google I/O 2016」での先行発表が噂される次期「Android N(7.0)」では、Androidの初期バージョンから実装されていたアプリドロワーが廃止されると報じられています。
次期「Android N」でアプリドロワー廃止か
Android Authorityが、2つの異なる情報筋から得た情報によると、プレリリース・ビルド版の次期「Android N」にはアプリドロワーが実装されていないようです。
Android Authority has now received word from two separate sources that pre-release Android N builds currently do not include an app drawer.
引用元:Exclusive: Android N may not have an app drawer | AndroidAuthority
アプリドロワーの廃止でAndroidはさらにiOSライクに
アプリドロワーは、スマートフォン・タブレットにインストールしたアプリケーションが全て表示される画面で、好みのアプリをドロワーからホーム画面に追加するという使い方がAndroidの大きな特徴になっています。
Androidの初期段階から実装され、昨年発表されたAndroid 6.0では、縦スクロールから横スクロールへの変更、検索ウィンドウの常時表示など、直近でも改善が実施されていただけに廃止となればショッキングですが、各メーカーは大幅にカスタマイズしたアプリドロワーを実装しており、ファーウェイやシャオミなど一部のメーカーでは既に廃止するなど、純正のドロワーを使用している人はかなり限定的です。
アプリドロワーが廃止されて全く別の新機能が追加されるのか、ただの廃止でiOSのようになるのかはわかりませんが、いずれにしても操作性が大幅に変わることに間違いありません。
廃止になればアプリ検索の使い勝手向上が必須
アプリドロワー廃止されるのであれば、ホーム画面に無数のアプリが並ぶことになります。その中からアプリを探すのはかなりのストレスになります。
アプリが全てホーム画面に追加されるiOSではホーム画面で画面中央から下にスワイプすると、検索ウィンドウが表示されます。キーワードを入力すると、キーワードに紐付いたアプリが表示される検索機能が用意されています。
Androidでもホーム画面に常に表示されている検索ウィジェットからアプリ検索が可能ですが、キーワード入力中は検索候補としてアプリ名が並ぶものの、確定ボタンをタップすると別画面に移動するなど、使い勝手はイマイチ。「Android N」ではアプリ検索の使い勝手がもう少し向上する必要があるかと思います。
なお、次期「Android N」は、5月18日に開催されるデベロッパーイベント「Google I/O 2016」で先行発表される見込みとなっています。
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