Googleが2018年6月〜9月に正式配信を予定している次期OS「Android P」にジャスチャーナビゲーションが追加されかもしれない。現在のナビゲーションバーが置き換われば見た目はもちろんAndroidの操作方法も大きく変化する。
ジェスチャーで操作するナビゲーションバー
Googleが現地時間4月13日に開発者向けのブログ「Android Developers Blog」を更新した。記事はAndroid Pに関するもので新機能の説明のためにスクリーンショットを掲載したが見慣れないデザインのナビゲーションバーが写り込んでいる。
Googleはスクリーンショットを削除し、トリミングした画像を掲載し直したが時既に遅し。Twitterなどでジャスチャーナビゲーションの存在は既に拡散されてしまっていた。
新しいデザインのナビゲーションバーでは戻るボタンが中抜きの形状になっているほかアプリの履歴ボタンが見当たらない。さらにホームボタンの代わりに楕円形のボタンのようなものが表示されている。楕円形のボタンが何であるかを正確に予想することはできないが、9to5Googleの編集長であるStephen Hallによれば“ジェスチャーナビゲーションで間違いない”とのこと。つまり、iPhone Xの「ホームインジケーター」のように楕円形のボタンを左右上下にスワイプすることでアプリを切り替えたり、タップしてホームに戻ったりできるようだ。
ジェスチャーナビゲーションに戻るボタンも含めてしまえば良さそうだが、左右のスワイプをアプリの切り替えに割り当てるのであれば戻るボタンはそのまま残しておくのが自然だ。最も利用機会の多いボタンを明示的に残しておくことで混乱を避けることもできる。
It's gesture navigation 100% per my source.
— Stephen Hall (@hallstephenj) 2018年4月13日
2011年にリリースされたAndroid 3.0/4.0で追加されたAndroidのナビゲーションバーはデザイン変更や小幅な機能のアップデートを繰り返してきたが、操作方法を大きく変化させるようなアップデートを実施してこなかった。今年秋にリリースされる「Android P」が初となる可能性がある。来月5月8日に開幕する開発者向けのイベント「Google I/O」で何らかの発表があるかもしれない。
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