- Android 14ベータ版に「プライベートスペース」機能が発見されました。
- 他人に見られたくないアプリを隠すことが可能になります。
- この新機能は2024年夏秋に公開予定のAndroid 15向けと予想されています。
Androidには、お気に入りのアプリを並べたり、アプリを起動しなくても機能や情報にアクセスできるウィジェットを並べられるホーム画面に加えて、ダウンロードしたすべてのアプリが並ぶドロワーが用意されています。
サードパーティのホーム画面アプリには、アプリを誰にも見られないように隠すことができる機能が用意されていますが、Googleはこの機能を「プライベートスペース」としてAndroidに取り込もうとしているようです。
アプリのアイコン・通知・設定画面からも隠せる新機能
Androidの解析と未発表機能をいち早く発見することでおなじみのMishaal Rahmanが、ベータ1版のAndroid 14から新機能「プライベートスペース」を発見し、リリースされたばかりのベータ2版でプライベートスペースを有効化することに成功したと報告しています。
この機能は記事の冒頭でも書いたとおり、他人に見られたくないアプリを完全に隠すことができる機能で、スマートフォンを家族や友だちなど誰かに渡すことがあるのであれば便利な機能です。
Mishaal Rahmanの報告によると、プライベートスペースをオンにすると、Android Enterpriseの仕事用プロファイルと同じように専用のプロファイルが作成されて、プライベート・プロファイルがロックされている場合はアプリが非表示になり、プライベート・プロファイルに割り当てられたアプリの通知も表示されません。
アプリの表示したり、通知を有効にするには、画面ロックと同じPIN/パターン/パスワード/生体認証でロックを解除したり、個別のロック方法を設定することも可能です。
プライベートプロファイルに設定されたアプリは、アプリドロワーの最下部からアクセスすることが可能。膨大なアプリをダウンロードしている場合はスクロール操作が増えるため、検索バーに「プライベートスペース」と入力してショートカットできる機能もテストしているようです。
同じような機能はサードパーティのホーム画面アプリやOnePlusやSamsungのGalaxyデバイスにも導入されていますが、Android標準機能として取り込まれるプライベートスペースはさらに強力です。
ただ、アプリや通知が非表示になるだけではなく、カメラやマイクなど付与している権限を管理できる権限マネージャ、最近権限を使用したプライバシーダッシュボード、その他の設定にも表示されないため、完全にアプリの存在を隠すことができます。
プライベートスペースはAndroid 14 QPR1で初めて発見され、Android 14 QPR2で詳細が明らかになっており、3ヶ月に一度の機能追加アップデートfeature dropにてPixelスマートフォン向けに提供される可能性はあるものの、まだ開発の途中段階であることから2024年夏秋に公開されるであろうAndroid 15向けの新機能と予想されています。
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