超小型&軽量サイズでUSB PD対応の急速充電器「Anker PowerPort Atom PD1」登場
11月29日、人気のガジェットブランドAnkerが「Anker Power Conference – ‘18 Autumn」を開催し、次世代パワー半導体素材窒素ガリウムを採用した「Anker PowerPort Atom」シリーズの日本展開を発表した。
急速充電による熱・大型化を解消する「GaN」採用のUSB充電器
Ankerによれば、急速充電規格「USB PowerDelivery」(USB PD)等の誕生によってUSB充電器は高出力化し、それに伴い熱と大型化といった問題が引き起こされているという。
これらの問題を解消するのが次世代のパワー半導体素材「GaN」だ。数十年に渡って主流だったシリコンに比べてGaNはエネルギーロスが少なく、発熱が低く抑えられるため、小型化が可能になる。
このGaNを採用した「Anker PowerPort Atom PD1」がAnker PowerPort Atomシリーズの第1段の製品として2019年第1四半期に登場する。
4cm四方・65gの重さでUSB PDに対応
Anker PowerPort Atom PD1の特徴は「軽量」かつ「コンパクト」なサイズ。同等の性能をもつ製品に比べて約65%に小型化されたボディは、わずか4cm四方で65gの重さながら、USB PDに対応したデバイスを27Wの高出力で充電可能だ。なお、販売価格は未定。
Ankerは「Anker PowerPort Atom」シリーズをGaNに限らずこれまでの発想にとらわれない新しい技術をふんだんに盛り込み、これからのUSB充電器の新しい定番に育てていくとしている。
現在は、PD対応の充電ポートを2つ備えた「Anker PowerPort Atom PD2」やPD対応の充電ポート2つ加えて独自の急速充電技術AnkerPowerIQ対応の充電ポート2つを備えた「Anker PowerPort Atom PD4」といった新製品の開発も進めている。
なお、Ankerは昨年大ヒットしたモバイルバッテリーを搭載したUSB急速充電器の新型モデル「PowerCore Fusion 10000」など7つの新製品を今冬以降に発売する予定だ。
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