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Apple、2019年度Q1の決算発表。iPhoneの収益は15%の大幅減に

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Yusuke Sakakura公開日:2019/01/30 8:00
Apple、2019年度Q1の決算発表。iPhoneの収益は15%の大幅減に

1月30日、Appleが2019年度第1四半期(2018年10月〜12月)の決算を発表した。

事前に報じていたようにiPhoneの収益が大幅に減少した。その一方でMacやiPadは好調な売上を記録。Apple WatchやHome Pod、AirPods、アクセサリとサービス分野が再び大幅増を記録している。

売上高40億ドル減も純利益はわずかな減少に

2018年10月〜12月におけるAppleの売上高は843億1000万ドル、純利益は199億6500万ドルを記録。前期決算時に発表していた予測売上高は当初、890億〜930億ドルと予測されていたが、中国経済の原則やバッテリー交換プログラムなどを原因としたiPhoneの販売不調によって約840億ドルに下方修正していた。

前年同期の売上高は882億ドルで約40億ドルの減少を記録したものの、純利益は200億ドルから1億ドル未満のわずかな減少に留めた。

iPhone、iPad、Macの売上高

iPhone、iPad、Macの売上高

製品別の売上高ではMacが74億1600万ドルを記録。前年同期から8%増になった。秋に新デザインを採用した新型iPad Proが発表されたiPadの売上高は67億2900万ドルを記録し、前年同期から17%増を記録している。

iPhoneの売上高は519億8200万ドルで15%の大幅減を記録した。なお、今期から製品別の販売台数は公表されていない。

Apple Watch、HomePod、AirPods等の売上高

Apple Watch、HomePod、AirPods等の売上高

Apple WatchやHomePod、Apple TV、AirPods、iPod touch、Beats製品、Appleブランド、サードパーティ製アクセサリなど「Wearables, Home and Accessories」は今期も好調だ。売上高は73億800万ドルを記録し、iPadの売上高を超えた。前年同期比では33%の大幅増となっている。

AppleCareやApple Pay、ライセンス、その他サービスを含む「サービス」の売上高も108億7500万ドルで前年同期比で19%増を記録するなど好調を示している。

iPhone XRにテコ入れ、春に新型iPad、iPad mini登場か

iPhone XRにテコ入れ、春に新型iPad、iPad mini登場か

9四半期ぶりの減収を記録したAppleはすでに回復に向けて動き始めている。

売上高が大幅に減少したiPhoneでは、世界各地で下取り額を増額して旧機種からの買い替えを増やすキャンペーンを開始。キャリアを経由した販売ではソフトバンクがきょうからiPhone XRを1万円値下げする。

ドコモは昨年11月からiPhone XRの大幅な値下げを行った。あすまでにオンラインショップで購入すれば5,184円を割り引くキャンペーンの対象にも指定している。

auは1月15日までiPhone XRだけでなく上位モデルのiPhone XS/XS Maxの機種代金を1万円割り引くキャンペーンを実施していた。

Appleは魅力的な春の新製品も用意しているようだ。これまでの噂によれば、画面の大型化が報じられている新型iPadApple Pencilに対応するiPad mini 5、そして待望の新型iPod touchなどが近く登場する。

さらに、大きなヒットを記録したフルワイヤレスイヤホン「AirPods」の後継機、2018年と案内されながら発売が延期されていた「AirPower」も発売が迫っている。

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