
日本時間4月XX日、Appleが最新版のソフトウェア・アップデート「iOS 18.4」「iPadOS 18.4」の配信を開始しました。
今回のアップデートでは、AIを活用したインテリジェンスシステム「Apple Intelligence」が日本語に対応。デザインが新しくなり、自然に会話できるSiri、文章の書き直し、絵文字と画像の生成、動画のシーン検索が可能になります。
Apple Intelligenceで何が便利になる?
Apple Intelligenceは、Appleが“パーソナルアシスタント”と説明するAIを活用した機能群です。
4月の日本語対応時点では、以下の機能が提供されます。画像付きの解説はこちらの記事でまとめています。
Apple Intelligenceの主な機能
- 生まれ変わったSiri
- 新しいデザインとアニメーション:ディスプレイのエッジがぼんやり光る見た目に変化。声に反応するアニメーションの追加も。Siriに話しかけながら画面をスクロール可能に
- 言語の理解能力が向上:「アラーム、いやタイマーを10分...やっぱり5分」など、言葉に詰まったり、話している途中で気が変わって言葉を変えても理解可能に
- 記憶機能:会話が終わるまで、Siriが話した内容を覚えているため、自然な会話が可能です。東京の天気は?→明後日の天気は?と連続的な質問も可能です
- 作文ツール:書いた文章の書き直しができるツール。最善の文章の流れと言葉づかいの組み合わせを提案、トーンの変更を変えたり、言葉づかいの変更、文章の要約も可能に
- 優先通知:すぐに対応が必要な場合がある重要な通知を目立つビジュアルで一番上に優先表示。通知は要約済みで確認も簡単
- さまたげ低減:じゃまな通知を制限して、重要な通知だけを表示(以前から利用可能)
- メール:今日中に返信が必要な緊急のメッセージを受信ボックスの最上部に表示。メールを開く前に確認できる要約機能や返信内容を提案するスマートリプライも
- 音声録音の文字起こし要約:メモアプリや電話アプリで録音ボタンをタップするだけで録音→文字起こし。ここまでは非AIで、Apple Intelligenceによって文字起こしが要約されます。
- ジェン文字:「虹色のサボテン」など、アイデアをテキストにするだけで、オリジナルの絵文字「ジェン文字」が作れます。iPhoneで撮影した子どもの写真からジェン文字を作成することも可能です
- ImagePlayground:わずか数秒でオリジナルの画像が作れる画像生成アプリ。3つのスタイルから画像のスタイルを選択することも可能。iPhoneで撮影した子どもの写真から画像を作ることもできます。
- 画像マジックワンド:メモアプリで適当に描いたスケッチをApple Intelligenceが書き直し。周囲のメモ内容を分析して書き直します。さらに、何もない空白部分に丸を描くと、周囲のメモ内容からぴったりな画像が生成されます。
- 写真と動画検索:自然な言葉で検索が可能に。さらに、動画内の特定の瞬間もピンポイントで検索→再生できます。
- クリーンアップ:Google Pixelの消しゴムマジックに相当する機能。写真内の不要なものを丸でかこったりなぞって消すことができます(以前から利用可能)
- メモリムービーの作成:見たい思い出を入力するだけで、それにぴったりな写真や動画が自動選択されてメモリームービーが作成されます。
- ChatGPTの導入
- Siriとの連携:Siriが答えられない回答はChatGPTに連携して答えてくれます
- 文章の作成:Apple Intelligenceでは不可能な文章の作成もChatGPTなら可能です
- ChatGPT Plus/Proの利用:設定画面からサインインすることで、有料プランの特典も利用できます
- アカウント不要・無料:ChatGPTの利用はアカウント不要。無料で利用できます
- ビジュアルインテリジェンス:目の前にあるものをカメラでかざしてビジュアル検索できる機能。植物や動物の名前をその場で検索、外国語のメニュー翻訳、URLにアクセス、カレンダーにイベント追加、ChatGPTに質問も
Apple Intelligenceの対応機種は、A18 / A18 Pro / A17 Pro / M1 / M2 / M3 / M4シリーズのチップを搭載したiPhone、iPad、Macです。
Apple Intelligenceの対応機種
- iPhone 16シリーズ(16e含む):A18 / A18 Pro
- iPhone 15 Pro Max:A17 Pro
- iPhone 15 Pro:A17 Pro
- iPad Pro:M1以降のモデル
- iPad Air:M1以降のモデル
- MacBook Air:M1以降のモデル
- MacBook Pro:M1以降のモデル
- iMac:M1以降のモデル
- Mac mini:M1以降のモデル
- Mac Studio:M1 Max以降のモデル
- Mac Pro:M2 Ultra
Apple Intelligenceの日本語対応以外にも、写真アプリのフィルタ機能・並べ替え機能・非表示の強化や、子ども用のアカウント作成手順の効率化、App Storeのユーザーレビュー要約、アプリのダウンロード・アップデートの進行状況を維持したまま、一時停止・再開が可能に、ホームアプリがMatter対応のロボット掃除機にも対応しています。

iPhone 16e¥ 99,8006.1インチの有機ELディスプレイは多くの金属よりも硬いナノセラミッククリスタルをガラスに組み込み、二重イオン交換プロセスによってすり傷、引っ掻き傷、日々の摩耗から画面を強力に保護。カメラは暗所でも明るく、リアルな色彩と美しく微細な質感を捉えます。最新のA18チップを搭載し、Apple Intelligenceにも対応します。比較記事を読む
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