アシックスが、iOS/Android向けのフィットネスアプリ「Runkeeper(ランキーパー)」を開発・提供するFitnessKeeper社の全株式を取得して子会社化することを発表しました。
3,000万人超のユーザーを抱える人気フィットネスアプリ「Runkeeper」の運営会社を買収
アシックスは買収について、健康志向の高まりと、スマートフォン市場の世界的な成長、ウェアラブル技術の進歩によってフィットネスアプリ市場のさらなる拡大が見込まれることをあげています。
今後については、「デジタル技術を駆使した最先端のサービスの提供」を行っていくとのこと。なお、買収額については明らかにされていません。
アシックスが開発するフィットネスアプリ「MY ASICS」も
「Runkeeper(ランキーパー)」は、2008年に発表されたスマートフォン向けのフィットネスアプリで、スマートフォンに内蔵されているGPSを使って現在地情報を使ってランニング・ウォーキング・サイクリングなどの運動量を記録することが可能です。
Androidのスマートウォッチ「Android Wear」や、昨年アップルから発売されたスマートウォッチ「Apple Watch」にも対応しており、現在は全世界で3,300万人超のユーザーを抱える人気のフィットネスアプリとなっています。
なお、2年前にダウンロード数1億回を突破、7,000万人のユーザーが利用する最大手のフィットネスアプリ「Runtastic(ランタスティック)」は、昨年8月にドイツのアディダスが買収をしました。アシックスの買収はこれに次ぐものになります。
2020年に東京オリンピックを控えるなか、日本のスポーツ用品メーカーとしてはフィットネスアプリが欲しかったということでしょうか。
アシックス自身もフィットネスアプリ「MY ASICS」を開発していますが、「Runkeeper」ほどの知名度はなく。Google Playストアだけでもダウンロード数は1/100以下になっています。買収後、両アプリをどのように運営していくのかも気になるところです。
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