7月2日1時35分ごろからau携帯電話、UQ mobile携帯電話、povo、au回線利用事業者(MVNOや楽天モバイルなど)にて、現在も続いている大規模障害の原因についてKDDIは、7月2日未明に起きた設備故障がトリガーになっていることを明かしました。
固定電話や公衆電話の利用を呼びかけ
KDDIの説明によると、7月2日未明に発生した設備障害によってVoLTE交換機でトラフィックの輻輳(通信回線にアクセスが集中して混み合うこと)が発生したとのこと。
このトラフィックの輻輳を軽減するために、流量規制などの対処を講じていることから、個人・法人向けの音声通話およびデータ通信が利用しづらい状況になっていると説明しています。
昨年10月に発生したドコモの大規模な通信障害では、障害そのものが復旧したものの、トラフィックが高い状態で障害復旧を報告したことで、トラフィックが高くつながりにくいネットワークへのアクセスが集中(復旧報告後もつながりにく状態だったため、何度も通信をトライした)した結果、トラフィックが通常の3倍近くに増大し、輻輳状態が長時間続いたことがありました。
KDDIは、緊急電話も利用しづらい状況が発生しているため、固定電話や公衆電話を利用するよう案内しています。また、通信障害に伴い、KDDIお客さまセンターを含む各問い合わせ窓口が大変混雑しているため、しばらく経ってからかけ直すようお願いしています。