携帯料金の値下げについてすぐには動かないとしながらもドコモが大幅な値下げを打ち出してきた場合はユーザーを逃さないような対抗策を考えるとしていたKDDI
その後、ドコモは2021年春に料金プランを大幅に見直すと発表。3月に月額2,980円のahamo(アハモ)が登場し、4月には5Gギガホ プレミア、ギガホプレミアなどの新料金プランが登場する。
KDDIの現行プランはドコモの新料金プランよりも1ヶ月あたり2,000円高く制限も多いことから対抗策が出ると予想していたが、来月1月になるようだ。
KDDIの高橋社長は年明けの1月に新料金プランを発表したいと語っていたが、値下げの対象になるブランドや内容については触れていなかった。
ahamo対抗プランの対象ブランドは検討中
日本経済新聞によると、KDDIはメインブランドのauで大容量プランを値下げする方針を固めたとのこと。
対象となるのは月額8,650円でデータ使い放題の5G向けプラン「auデータMAX 5G」で、4Gのデータ使い放題プランも見直しなどの検討をしているという。
auの大きな特徴であるNetflixなど人気のサブスクリプションサービスと携帯料金をセットにしたプランについては言及されてないが、セットプランの料金は「auデータMAX 5G」がベースになっているため、値下げはセットプランにも及ぶ可能性が高い。バラ契約の方が安いという状況は考えにくい。
また、ドコモの新料金プラン「5Gギガホ プレミア」がテザリングを含めてデータ使い放題であることを考えると、auが各料金プランで制限しているテザリングについても無制限になる可能性がある。無制限プランについてはソフトバンクも提供を予告している。
すでに30万人が事前申込みするなど正式提供前に大きな注目を集めている「ahamo」への対抗策は、どのブランドで打ち出すか今後詰めるとのこと。
マルチブランド戦略のなかで対抗する可能性が予想され、ブランドのりかえの手続きの簡易化や手数料を無料にするUQ mobileやahamoと同じ完全オンライン型のサービスを提供するKDDI Digital Lifeでの対抗となるかもしれない。
各社の5G料金プラン比較
docomo | au | Softbank | Rakuten | |
---|---|---|---|---|
プラン名 | 5Gギガホ プレミア | auデータMAX 5G | メリハリプラン | Rakuten UN-LIMIT V |
月額料金 | 6,650円 | 8,650円 | 8,480円 | 2,980円 |
データ容量 | 無制限 | 無制限 | 50GB+動画SNS無制限 | 無制限 |
各種制限 | 混雑時や大量通信時など | テザリングなど30GBまで 混雑時や動画などへの通信制御あり | 混雑時に速度制御あり | 楽天回線接続時のみ無制限 |
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